大阪夏の風物詩・PL花火(8月1日)

 私が大阪市内で暮らすようになった時には すでに「PLの花火」は大阪の夏に定着していました。
当時は「東洋一の花火」とも呼ばれるほどだったそうです。10万発から12万発も上がり、数だけでも他の花火大会を圧倒していたようです。
一度富田林に住んでいる方からお誘いがありましたが、出かける気持ちになりませんでした。子供たちと出かけた天神祭りの花火見物や淀川花火見物のときの帰宅時の混雑を思い出すだけで、花火見物は大変なエネルギーが要ると思いこんでいるのです。

 2008年より2万発の花火となり、花火の形、色などにも工夫して「花火芸術」として発表するようになったとか。その華やかさも大変なものだったとか聞きます。
 生駒西麓で暮らすようになって、家から天神祭りの花火や淀川花火が小さいながらも見えるので夏の夜を楽しむようになりました。PL花火も少し歩けば見えます。東大阪ふれあい祭りの花火はすぐ目の前で上がっているように見えます。家から大阪の街の灯りがきれいに見えることで 花火が上がるのを楽しみにするようになりました。
 3年ほど前から花火写真を撮りに連れて行ってもらう機会が増えたことも手伝って、今さらのように花火に関心を持つようになりました。と言っても人混みはやはり苦手です。
混雑しないところで できるだけ花火の雰囲気が伝わる場所はないのかと、まぁ贅沢な気持ちでいろいろさがしてみました。
 いこまどんどこまつり(生駒市)や京都・南丹市「ひよし夏まつり」の花火など、花火の写真を撮りに出かけたこともありますが、近くてもゆっくり花火がみられるので気に入っています。
 PL花火もそんな条件にかなう場所をさがしていましたら、それに近い場所が見つかりました。3年前からお弁当と、蚊とり線香を持って小高い丘の上に出かけています。
 今年は台風の影響で空がどんよりして1日中曇っていました。風の流れも例年と違っていて 私が見るところからは花火を少し隠してしまいます。花火の数も減ってちょっと寂しい気もしないではないですが、これ以上贅沢は言えません。写真はもうひとつですが、今年も夏の夜を楽しめました。

花火の下の高いビルは「あべのハルカスです