「群れないニッポン・・二極化のなかの多様性」

<1月3日産経新聞>という特集 「規格外」に見つけた幸せの記事が気になっていました。
記事からの引用です。

・・世界に通用する日本アニメ「ジャパニメーション」は20年以上も前から、数十億円の制作費で作られてきた。実写では『亡国のイージス』で12億円、『男たちの大和 YAMATO』で25億円といわれ、人と金をふんだんに投じて今日の地位を築いたことがわかる。ただ、人海戦術を今後もとり続けられるかどうかは不透明だ。例えば宮崎アニメは5分間のフィルム製作に約1ヶ月を要する。・・・・

さらに気になる記事がありました。

平成16年11月、アニメ界巨匠、宮崎駿の新作「ハウルの動く城」がロードショーされて間もなく、大阪・キタのアート系劇場に早朝から、若者らが列を作り、整理券が配られた。
彼らのお目当ては、新海誠の二年ぶりの新作雲の向こう、約束の場所だった。新海は、原作から脚本、作画までたった一人で手掛けたデビュー作「ほしのこえ」で短編専門映画館の動員記録を塗り替え、DVDソフトで13万以上を売り上げた。宮崎アニメとは一線を画するアプローチで、映画館を連日満員にできるアニメ作家。33歳である。

私は「ハウルの動く城」を観たいと思いながら、観ていなかったことをこの記事で思い出しました。「ハウルの動く城」の前に「雲の向こう」を観て感動したこともあって、どうしてもハウルが観たかったのです。「千と千尋の神隠し」より映像が美しく繊細になっていると思いました。よくできている作品でした。トルストイの「戦争と平和」のように人間くささはありませんが、ラブストリーとしてもよくできていると思いました。