空の色が清明(あきらか)になりました。
秋は空の色が清明(あきらか)なことから秋と呼ぶようになったになったという説もあります。「秋の語源」のひとつです。明るく澄んだ空、あきらか(清明)であるということからそのように説なえる人もおられるのでしょう。
昨晩は、その澄んだ秋の夜空、和歌山県紀美野町で撮ったオリオン座流星群の写真をみました。今の季節だからこそ見ることができる色があると感じました。
つくばにいる孫たちに会いに出かけてきます。
帰りましたら またよろしくお願いします。
しばらく留守にしますので 今日一日植物の手入れをしました。まだ頑張っている花、もうこんなに色づいた実、動きの鈍くなった昆虫たちは最後の大仕事をしていました。
今 一番元気に咲いています。向こうに赤く見えるのは南天です。もう赤くなっています。
長い間留守にして水遣りもしていなかったのに 私が帰るのを待っていたように今になって次々と咲きます
「私を見逃してください」懇願するようにみています(?)
「私を見ないで!」責めるような目でこちらを窺っています(?)
秋の物悲しさはそこからきているように思います。
新古今和歌集の「三夕(さんせき)の歌」
どの歌が一番心に響くでしょう! 秋が深まるにつれ この歌の風景が見えてくるでしょうね。
寂しさはその色としもなかりけり 槇(まき)立つ山の秋の夕暮れ(寂蓮)
心なき身にも哀れは知られけり 鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ(西行)
見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮れ(藤原定家)