緑につつまれた明治の建物

 
 5月に立ち寄った愛知県の明治村の建物では、重要文化財「聖ヨハネ教会堂」西郷隆盛の弟が兄のためにと用意した西郷従道邸」森鴎外夏目漱石が住んだ家」大阪の「千早赤阪小学校」、大阪池田の歌舞伎小屋「呉服座(くれはざ)」が興味深かったです。
ここでは 「緑につつまれた明治の建物」の写真を紹介です。季節外れでも青い空と緑が夏の景色とも通ずるような気がします。

緑の森に建つ城

昭和2年(1927)建設の東京都中央区日本橋にあった川崎銀行
日本橋のシンボルとして親しまれてきた建物でしたが、昭和61年ビル立て替えのため取り壊され、正面左側角の外壁部分が明治村へ移築されたそうです。緑の森の中にたつ西洋のお城みたいでした。









明治政府の中央図書館・内閣文庫

内閣文庫は、明治6年(1873)赤坂離宮内に太政官文庫という名で開設された明治政府の中央図書館です。




金沢監獄正門

明治5年(1872)「監獄則並図式」が公布され、近代的な監獄制度ができ、洋式の放射型監獄舎房が建設されました。
金沢監獄が造られたのは明治40年(1907)です。レンガの建物は緑に映えて美しいです。




帝国ホテル中央玄関

20世紀建築界の巨匠、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによって設計され、大正12年(1923)に完成した帝国ホテルの中央玄関部です。
兵庫県芦屋市にある、灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の八代目当主山邑太左衛門の別邸もロイド設計の建物です(現在はヨドコウ迎賓館として一般公開されています)
首相官邸もロイドの建物と似ていたのでロイド風と呼ばれたそうです。
甲子園会館(旧甲子園ホテル)もロイド・ライト式の建築です。この建物はロイドの弟子・遠藤新が設計したものです。以前武庫川女子大学のオープンスクールのとき、この建物内で受講したことがあります。




旧山田郵便局舎と入鹿池

山田郵便局は、1908年(明治41年)11月25に起工し、 翌年5月14日に三重県宇治山田市(現:伊勢市)の伊勢神宮外宮前に建てられました




明治村にある入鹿池

入鹿池(いるかいけ)は、愛知県犬山市の入鹿、飛騨木曽川国定公園内にある人工の農業用ため池です。2010年(平成22年)3月25日に農林水産省のため池百選に選定されました。
香川県仲多度郡まんのう町にある満濃池に次いで2番目に大きい人工ため池です。