晩秋の蒜山高原と大山
今年の大山は台風の影響で葉が散ってしまったのと、秋になって気温が高くなったことで、例年のような美しい紅葉がみられなかったそうです。
11月13日と14日、晩秋の蒜山高原と大山にでかけました。この日も11月にしては気温が高く、動くと汗ばむほどでした。すっかり葉を落として枯れ木になった蒜山高原ですが、10月23日から週末のお天気がぱっとしない日が続いていたせいで 待ちわびた人でいっぱいでした。訪問者のため息が聞こえてくるようでした。
鳥取県の大山は伯耆の国の大きな山と言う意味で伯耆大山(ほうきだいせん)と呼ばれます。この伯耆大山は米子、安来方面(西側)からみると富士山に形がよくにていることから伯耆富士ともよばれます。西側からは富士山姿の山ですが、南と北からみると溶岩ドームが崩れた荒々しいアルペンの山で、おなじ大山とは思えないほどです。どちらの山にもそれぞれの魅力があり、見る側から違ってみえることでより魅力が大きくなっているように感じます。
蒜山高原から大山につながるスカイラインの途中に 鍵掛峠があります。ここから見る大山南壁とブナなどの天然林が麓に密生する景色はすばらしく、大山の魅力を感じる場所です。しかし、今年はここの紅葉もあまりきれいではありませんでした。しかも霧と雲で視界が悪く、気温も急に下がってきてブルブル震えるほどでした。