晩秋の蒜山高原と大山

今年の大山は台風の影響で葉が散ってしまったのと、秋になって気温が高くなったことで、例年のような美しい紅葉がみられなかったそうです。
11月13日と14日、晩秋の蒜山高原と大山にでかけました。この日も11月にしては気温が高く、動くと汗ばむほどでした。すっかり葉を落として枯れ木になった蒜山高原ですが、10月23日から週末のお天気がぱっとしない日が続いていたせいで 待ちわびた人でいっぱいでした。訪問者のため息が聞こえてくるようでした。
 

蒜山高原の白樺の丘





上蒜山中蒜山下蒜山蒜山三山









2006年11月21日に蒜山から見た大山  真正面にみえる台形の大山とブナの紅葉





 
鳥取県の大山は伯耆の国の大きな山と言う意味で伯耆大山(ほうきだいせんと呼ばれます。この伯耆大山は米子、安来方面(西側)からみると富士山に形がよくにていることから伯耆富士ともよばれます。西側からは富士山姿の山ですが、南と北からみると溶岩ドームが崩れた荒々しいアルペンの山で、おなじ大山とは思えないほどです。どちらの山にもそれぞれの魅力があり、見る側から違ってみえることでより魅力が大きくなっているように感じます。
蒜山高原から大山につながるスカイラインの途中に 鍵掛峠があります。ここから見る大山南壁とブナなどの天然林が麓に密生する景色はすばらしく、大山の魅力を感じる場所です。しかし、今年はここの紅葉もあまりきれいではありませんでした。しかも霧と雲で視界が悪く、気温も急に下がってきてブルブル震えるほどでした。
2011年11月13日の鍵掛峠





2006年11月21日の鍵掛峠 南壁の大山がみえます





2010年10月29日の鍵掛峠





いろいろな姿の大山





昨年は10月29日が初冠雪でした










今年の桝水ケ原からみる大山





蒜山高原も大山もすっかり葉を落とした木々の中でナナカマドの赤い実がひときわ目立っていました。ナナカマドの名前は樹質がとても硬いので七回かまどに入れても燃え残るといわれたことからついたそうです。















奥大山の樹木の間に日が沈んでいきました