茨城県つくば市の街路樹
娘家族がくらす茨城県つくば市は 私の大好きな町です。娘家族が住むまちというだけでなく、関西にはない広い平野・関東平野の中にできた町は解放感溢れる町です。美しい緑の公園と住宅地と研究施設が田畑に囲まれている風景は幸福感で満たされるものがありました。
関東ロームの肥沃な黒っぽ土からとれる野菜やお米は美味しくて安くて、いつも車にいっぱい詰め込んでもらって帰阪していました。果物も豊富でした。周辺の農家からいつもおすそわけしてもらっていました。学習環境も自然環境もよくて ここで育つ子どもたちは日本で一番幸せな子供たちと思えるほどでした。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災はこの美しい町にも影を落としています。地震による被害はほとんどなかったのですが、福島第一原子力発電所の放射能被ばくの問題は 少なからずこの町の人たちを不安な気持ちにしています。東京だって千葉だって神奈川だって静岡だって影響がないわけではないでしょう。今でも日本全土に影響を与えています。それなのに 大阪でくらしていると 忘れがちになっています。
私たちはとんでもない過ちをおかしたのではないでしょうか?取り返しのつかないような「人間の過ち」を感じます。
11月半ば つくばに出かけました。いつもより遅い訪問で市内の街路樹は少し葉を落としていましたが、それでも充分美しく見ごたえがありました。