岡山県和気町には全国の藤が集まった藤公園があります
5月7日(月)、早朝4時50分 何度も写真撮影につれていっていただいているJさんのお迎えです。行き先は岡山県和気町の藤公園です。なんでもJさんのお話によると「日本一の藤公園」ということです。
何が日本一かな?藤の花の長さ? 昔は奈良の春日大社の砂ずりの藤も長かったなぁ〜。
藤が咲く場所の広さが日本一? ・・・と、あれこれ考えました。
現地に着いてわかりました。和気町の藤公園は北海道から鹿児島まで日本全国の藤を集めて、100種類、150本の藤を集めて その種類の多さが日本一ということです。中国と韓国の藤もありました。沖縄は野生の藤が生息しないそうですね。
国の天然記念物に指定されたものが7種、県指定天然記念物が46種、市町村指定天然記念物が26種ありました。花の色や花の形だけでなく、木の幹が太いもの、長く伸びたものなどが7000平方メートルの園内は花盛りでした。
私たちは早朝に公園に着いたので、見物人は少なかったですが、帰る時は駐車場も園内も人であふれていました。前日の5月6日までのゴールデンウィークは園内に入りきれない人の列が川の土手に続いたそうです。
和気町で生まれた和気清麻呂の生誕1250年を記念して、昭和60年に藤公園がつくられたそうです。
和気清麻呂さんは戦前には十円紙幣に肖像が印刷されていたそうです。それは楠木正成と同じように天皇への忠臣として尊ばれた人だったのでしょう。
ままかり酢漬、さわら酢漬、しゃこ酢漬、つなし酢漬、たこスライス酢漬、焼き穴子、きざみ穴子煮、海老煮、も貝煮、竹の子煮、椎茸煮、錦糸玉子、菜の花醤油漬、酢れんこん、紅生姜などが酢飯の上いっぱいに並んでいて、まさに「お弁当のお祭」といった様子でした。
江戸時代、池田の殿様の倹約令のもと庶民の知恵から生まれたお祭の料理のひとつだったようです。重箱に「祭りずし」を入れて 風呂敷を広げた時の喜びが想像できるお弁当です。