孫のお供で韓国ソウルへ

 春休みになって、孫たちがやってきました。昨年は入試の勉強でこなかったので、待ち遠しかったです。電話では毎日のように話していましたが、幼さが薄らいだ顔を見て1年の長さを感じました。
 今回は「大阪らしいところを見学したい」と言います。はてさて「大阪らしいところ」といったらどこでしょう。「大阪城」「通天閣」「道頓堀界隈」「よしもと新喜劇」・・・などが浮かんできました。
 調べてみて気付いたのですが、「大阪観光バス」はもうなくなったようですね。「海遊館」や「天王寺動物園」も大阪観光コースに入っているのでしょうか?
 結局、選抜高校野球観戦に甲子園に出かけ(大阪桐蔭遠軽の試合)、よしもと新喜劇を見て、道頓堀界隈を歩き、とんぼりリバークルーズでミニ大阪観光をして大阪見聞録としました。
 孫たちは関空から韓国ソウルへの旅を計画していました。私もお供することになって、大慌てで準備して 何を見学するのかわからないままにくっついて飛行機に乗りました。

「近くて遠いお隣 韓国ソウル」
島国日本は欧州のように陸続きのお隣がありませんが、韓国、台湾は時間的には近いお隣ですね。
ソウルの街は大阪、東京とあまり違いがなく、言葉の壁がなければ 外国とは感じないほどです。最近、私の周辺の人も「韓国ドラマ」の影響もあってか韓国語に関心を持つ人が多いですが、私は全く韓国語がわかりません。孫たちの後をついて歩くしかありません。
「韓流ドラマ」と「韓国K-POP」の人気は驚くほどです。韓国へでかける日本人はずいぶん多くなりました。ハングルを勉強する人も多いです。韓国料理も日本では人気があります。日本人と韓国人は近づいた気がしました。しかしサッカー戦などでみえる対日本への感情は特別なものがあるような気もします。竹島(独島)など領土問題などがおきると 日本への激しい抗議は植民地時代のことへともどります。
 ソウルの街のベンチに腰掛けて 行きかう人たちを眺めていると 日本にいるような気がしました。似ているから競い合うのでしょうか?言葉の壁の向こうに何があるのでしょうか?
 言葉ができない私にとって 心丈夫なことは、ホテルが「INTER-CONTINENTAL COEX(インターコンチネンタル COEX)」ということと、ドコモ携帯がそのまま使えて、韓国ではエリアプラスナンバー(韓国では010-0000-0000)がもらえ、一日10円、一月300円で使用できることでした。日本からTELもショートメールも使用できます。迷子になっても大丈夫です。
 言葉の壁が大きいものにはホテルは安心材料でした。インターコンチネンタルCOEXは一流ホテルです。それより何よりCOEX(コエックス)にあるということが私には有難かったです。韓国では特別近代的な巨大複合施設ですから、韓国らしくないところかもしれません。しかし、ITを売りのひとつとしている点ではソウルらしいところでもありました。ここを基地として動けばソウルの中心地明洞(ミョンドン)で泊まるより歩きやすい気がしました。
 ソウルは日本語が通ずるので心配ないと よく韓国に出かける人から聞きました。しかし、それは東大門や南大門のお店、明洞の食べ物屋さん、エステ、マッサージ店などではないでしょうか?ホテルでも日本語がそれほど通じなかったので、日本語と韓国語と英語を交えてフロントとの会話が成立したと娘が言っていました。
江南(カンナム)エリアの三成(サムソン)にあるCOEX(コエックス)は1979年に設立。国際展示、国際会議、文化・芸術行事などが数多く開催されているコンベンションセンターです。ホテルの近くに水族館、劇場、映画館、現代百貨店、銀行、コンビニ、カラオケ、カジノ、病院、キムチ博物館などがそろっています。ネットカフェ、韓国料理店もたくさん並んでいて、安全できれいな街ですので、私一人で歩いても不安感がありませんでした。ホテルの食事は高いので、近くの韓国料理店に行って、安くて美味しい韓国料理を食べました。地下で繋がっているので傘もいらず軽装で出かけられます。
 

INTER-CONTINENTAL COEX(インターコンチネンタル COEX





COEX(コエックス)入口





センスのいい内装の部屋







インターコンチネンタル ホテルの地下から地下鉄の入り口につながっています。ハングルが読めないのですが、COEX地下街はあちらこちらにデジタルディスプレイが設置してありました。日本語対応のディスプレイもあります。現在地からトイレをさがすのもトイレのマークを押せば簡単にわかります。

















最初にコンビニでT-moneyカードを購入しました

T-moneyカードはICOCA(イコカ)カードと同じようなものですね。(「SUICA(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」とも同じです)これでソウルの地下鉄、バスには楽に乗れますし、他の買い物もできました。ソウルは乗り物料金は日本より安いですね。
タクシー(勿論少し高い黒い色の模範タクシーに乗りました)も、安かったです。地下鉄は120円ほどでソウル市内はどこまででもいけそうでした。
10000ウオン(1000円弱)でT-moneyを買って




ソウルの地下鉄はスクリーンドアで線路に落ちないようになっていました







シニアシートはどんな時でも若い人は座りませんでした

空いているときには座ったらいいという人がいますが、形骸化している日本の優先座席のことを考えると、これくらいしないといけないのかな、と思いました。






電車内は日本と変わらぬ風景でした

通信費が日本より安いのでしょうか、高齢者もスマートフォンを使用していました







私はハングルが読めないのですが、孫と孫の母について地下鉄とバスで明洞(ミョンドン)、景福宮キョンボックン)東大門(トンデムン)、Nソウルタワー を廻りました。
乗り換えで困った時には 不思議と日本語のできる人があらわれて案内してもらえました。地下鉄では高齢者の方が2度ほど美しい日本語で話しかけてこられました。いろんな思いはあるでしょうが、日本語で会話をすることに喜びを感じておられるように見えました。
バスに乗っていても地下道を歩いていてもセブン-イレブンの店がよく目にとまりました。

セブン-イレブンユニクロの店







グスコーブドリの伝記」と「クレヨンしんちゃん」ををみつけました







こんなかわいいお店もありました





いろんなトトロがいました。バンコクでもそうでしたが、日本のアニメをみつけると嬉しくなりますね。
日本が受け入れられているような気がするからでしょうか。
アクアリウム(水族館)





ホテルのすぐ近くにある水族館。韓国で一番大きいということですが、大阪海遊館沖縄美ら海水族館などと比べると とても小さい水族館です。