8月31日の産経新聞から

45年前国内初のテーマパークをつくった「日本一の興行師」松尾国三氏のことが記載されていました。米国視察にいった松尾氏はロサンゼルス近郊に完成したばかりの「ディズニーランド」をみて「日本にもディズニーランドをつくりたい」という夢をもったそうです。
中央にディズニーランドのシンデレラ城をまねたものがそびえているところから、当時の夢が感じられます。ウォルト・ディズニー本人にもあって「ノウハウを教えてほしい」と頼んだそうです。熱意に感動して ノウハウを教えることを承諾され、建設のときには技術者も派遣してもらったそうです。しかしその後いろいろうまくいかないこともあったようで、「東京ディズニーランド」ができてからは赤字が続くようになったそうです。
奈良の「あやめ池遊園地」が閉園になるときもそうでしたが、夢のなごりは悲しさが漂っていました。夢の残骸が痛々しくもありました。それでも この場所で心を躍らせた子供たちはたくさんいるでしょう。十分お役目は果たしたのかもしれませんね。

1998年完成した  木製コースターASUKA