一目千本・・・3万本の山桜(奈良・吉野山)

日本の桜といえば、一斉に咲くソメイヨシノが代表選手みたいですが、染井吉野は江戸時代に江戸の染井村でつくられたものだそうですね。
奈良の吉野山平安時代から桜の名所ですから、ソメイヨシノより古い歴史をもっていることになります。
吉野山の山桜の80%シロヤマザクラということですが、ソメイヨシノより淡い濃淡で山一面を染めているそうです。


という私は 桜の頃の吉野にいったことがないのです。いつか行ってみたいとは思っていたのですが、人が多くて混雑しているイメージが強くてずっと敬遠していたのです。
しかし、ある日 写真雑誌で「空中に浮かぶ桜色の町並み」をみました。まるでお伽の世界のようでした。それが吉野でした。
その画面には 空中都市「マチュピチュ」とは違った「夢のまち」がありました。
ファンタジーの世界のような1枚の写真に惹きつけられました。
一番美しい時期に訪れようと決めていましたが、今年は異変で 例年になく早く咲きだしたそうです。 吉野町桜情報には
下 千 本・・・散り始め
中 千 本・・・散り始め
と出ていました。諦めかけていたときに、いつもお邪魔している方のブログで吉野を発見して とにかくこの目で一度と 4月12日に出かけました。

吉野山は3万本もの桜花が山の下から順番に下千本・中千本・上千本・奥千本へと山の頂上目指して 約1ヶ月をかけて豪華絢爛に咲き乱れるそうです。だから 上千本、奥千本の桜はまだきれいということでした。


中千本から上千本へのハイキングコースから見る桜
 





優しい山桜の色調は格別な美しさでした






気温が高く山は煙っていましたが 蔵王堂の向うの町がかすかに見えます。