旧志賀直哉邸
奈良公園の近くの高畑という地域に志賀直哉の家が保存されていました。
昭和3年、志賀直哉自らが設計し、京都の山科からに昭和4年に越してから9年間を過ごした家だそうです。
当時としては珍しく 子供部屋と妻の部屋にも気配りが感じられる家でした。洋風和風中国風などの志賀直哉の好みで上手く取り入れられ、センスのいい家です。
この家には志賀直哉を慕って武者小路実篤や小林秀雄、尾崎一雄、堀辰雄、足立源一郎、亀井勝一郎、小林多喜二、谷崎潤一郎、梅原龍三郎、堂本印象ら白樺派の文人や画家がよく訪れたそうです。
ここで、文学論や芸術論などを語り合う一大文化サロンとなり、いつしか高畑サロンと呼ばれるようになった
とありました。<ウィキペディアから>
錚々たる顔ぶれに想像するだけでも身震いしそうです。
<現在 奈良文化女子短期大学セミナーハウスとして保存され、見学もできます>