明日香村の岡寺は石楠花が満開でした。

岡寺は東光山 龍蓋寺(りゅうがいじ) 岡寺といって、草壁皇子が住んでいた岡の宮を仏教道場に改めた上で、当時の仏教の指導者であった義淵(ぎえん)僧正に下賜されたのがこの寺の始まりであるということです。

 義淵(ぎえん)僧正は、奈良時代の仏教を興隆した多くの先駆者から師と仰がれた僧侶です。弟子には東大寺の基を開いた良弁僧正や、菩薩と仰がれた行基などがいるそうです。
本堂の前にある龍蓋池は、豪雨や暴風を起して村人を困らせていた龍を義淵僧正が法力で池に閉じ込め、石で蓋をしたそうです。龍蓋寺(りゅうがいじ)の由来となっています。お寺の近くの立て札がありました。
本尊は、厄除け観音さまです。高さ4.6mの如意輪観音像で、塑像ではわが国最大で、重要文化財だそうです。