明日香村飛鳥にある飛鳥寺

 飛鳥寺は明日香村字飛鳥にあります。日本最古のお寺とされ、日本最古の大仏様がおられる寺といわれています。
境内に飛鳥寺略縁起がありました。
崇峻天皇元年(588)廃仏派の物部氏を倒した蘇我馬子蘇我馬子が創立した日本最初の本格的寺院であり、寺名を寺名を法興寺元興寺飛鳥寺、で(現在は安居院)と呼ばれていると記されていました。





この飛鳥寺の西門を出ると蘇我入鹿首塚があります。「首塚」という言葉から権力闘争の生々しさを感じます。





昨年 美しい紅葉をめでた 多武峯(とうのみね)の談山神社を思い浮かべました。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20061126
談山神社大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社でした。
語らい山といって、この山で蘇我蝦夷、入鹿の親子討伐の相談をしたところです。
中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が 政治を改革するための
いわゆる 大化の改新ですが、最近は見方が変わろうとしているそうです。
蘇我氏は謀反を企てた悪者と扱われてきましたが、それは勝者である藤原氏(中臣氏)がつくった歴史であるという説もあります。
いずれにしろ 昔々日本国が生まれるときの中心地であったところです。蓮華畑にかこまれたのどかな場所に飛鳥寺は歴史の証人みたいに建っていました。










創建時の飛鳥寺は、塔を中心に東・西・北の三方に金堂を配し、
その外側に回廊をめぐらした伽藍で、寺域は東西約200m、南北約300mあったそうです。
朝鮮半島から博士、工人が渡来して造営にたずさわったことが記されていました。








江戸時代に再建した講堂のなかに本尊飛鳥大仏が祀られています。