草むらの昆虫
子どものころ大豆の葉っぱにたくさんのオンブバッタがいました。お母さんが子どもをおんぶしているようにみえました。ところが、おんぶされているバッタはオスで 下の大きいバッタはメスだったのです。昆虫の世界ではメスが大きくてオスが小さいのは種の保存のためには当たり前のことなのですね。9月になってオンブバッタのオスは見えなくなりました。オスはほとんど餌を食べないようです。
ハタオリバッタは後ろ足を持つと前後にバタバタと動きます。まるで機織しているように見えます。面白いので子どものときは足をもって遊びました。メスは大きくてりっぱです。白い筋が入っているものや茶色のハタオリバッタもいました。保護色ですのでよく見ないと見落としてしまいます。
これは成熟したシオカラトンボのオスです。オスかメスかわからないときがありますが、成熟するとオスは水色と灰色が強く出てすぐに見分けがつきます。メスはムギワラトンボと呼ばれるように黄色い縞があらわれます。
カワトンボ、イトトンボ、モノサシトンボは細くて小さいのでよくよく眼を凝らしていないと見落とします。
カワトンボの仲間のハグロトンボはこのごろ見なくなりました。