晩秋の生駒の麓

大阪側の生駒山麓は生駒西麓、奈良側の生駒山麓は生駒東麓です。生駒山奈良県大阪府の境界線になっていますので、「生駒山」は大阪にも奈良にも属します。
しかし、生駒市奈良県にあることからでしょうか、「生駒山の麓」というと、「あー!奈良ね!」・・て答えが返ってきます。
・ ・で、私はいつも「大阪側の生駒山の麓です」・・・と説明しています。
その大阪側の生駒山の麓に近鉄奈良線石切駅があります。
石切駅生駒山の中腹にあるので 大阪平野が見渡せて眺めのよいところです。
大阪平野を眺めて北側に日下町があります。
以前にもこのブログでとりあげたことがありますが、日下は歴史が古くいろんな表現をされています。「孔舎衙」「日下」「草香」「久佐加」「久佐迦」「草賀」という呼び名が残っています。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060709#p1

12月13日我が家から見た大阪の景色



日下新池と日下山



石切駅北出口にある石切山手幼稚園



1964年(昭和39年) 奈良線大型化に伴う改良工事の一環として、石切駅ができたそうです。それと同時に旧生駒トンネル手前にあった孔舎衛坂駅は廃止になったそうですが、今も旧生駒トンネル跡と駅のホーム跡がのこっています。

昔の近鉄奈良線の旧生駒トンネルあと



昔の近鉄奈良線孔舎衙坂駅ホーム跡



旧生駒トンネルは、1911年(明治44年)始まったそうです。当時としては日本最大のトンネルで、難工事だったそうです。
岩盤の崩壊による犠牲者が多く、犠牲者の慰霊碑が麓の東称揚寺境内にあります。
旧生駒トンネルあとのすぐ南にある龍大



龍大神にある東大阪線のトンネル貫通記念碑



旧生駒トンネルあとの近くにある道標「くさかみち」と石切駅東側の桜並木