神戸市立王子動物園・・その2

日本の動物園も見せる工夫をするようになりましたが、まだ動物は檻の中にいるというイメージが強いようです。
今日本で一番人気のある北海道の旭山動物園は「見せる工夫」が一番されているといわれています。大阪の天王寺動物園、横浜動物園ズーラシアなども草木が茂った広い飼育場で動物がのびのび暮らすことができる工夫があるそうです。
随分以前のことですが、王子動物園の飼育員の亀井一成さんが小学校をまわって、子供たちとその親たちに動物のお話をしておられたことがありました。私も子供の小学校で亀井さんのお話を聴きました。母親を亡くし冷たくなった920グラムの赤ん坊のチンパンジーを自宅に引き取り、オシメをつけ、哺乳、またお風呂に入れるなどわが子のように育て、その赤ちゃんを泣きながらオリに戻した経験などを語られました。
昨年秋に生まれたインド象の「王子くん」もお母さんが子育て拒否をしているので、飼育員が育てておられるようでした。動物園では子育てをしないお母さんが多くなったのでしょうか?

パンダと同様愛くるしくて人気のコアラ



威風堂々、迫力があるアムールヒョウ





意外性に驚きながら 楽しんだフンボルトペンギン

陸上では歩きもおぼつかないように見えるのに ひとたび水中にもぐると そのすばやい泳ぎに目を白黒。小学生が「水中の鳥」と言っていましたが、本当に水の中で飛ぶようでした。


下の動画をクリックしてみてください。ご一緒した人たちの驚きの声が入っています。フンボルトペンギンが水中で自由に泳ぎまわっている姿を撮ろうと悪戦苦闘しました。