土師(はじ)氏と菅原道真と道明寺と天満宮と・・・

藤井寺に道明寺と道明寺天満宮があることを知りませんでしたので、土師氏と菅原道真のつながりもここを訪れて知りました。
<道明寺と道明寺天満宮>は道を隔てて並んで建っていました。もともとひとつのものだったそうですが、明治の初めの神仏分離令で分けられて、お寺の道明寺は天満宮の境内から天満宮西隣の今の場所に移転させられたそうです。

菅原道真は土師氏の子孫で、「道明寺」はもともとは「土師寺」といって、土師氏の氏寺だったそうです。道明寺と道明寺天満宮があるいったいを土師の里と呼んでいます。
近鉄南大阪線には[土師ノ里] 駅があります。

菅原道真大宰府に流されるときこの寺にいた叔母の覚寿尼(かくじゅに)を訪ね、自ら刻んだという国宝十一面観世音菩薩像が今ではこの寺のご神体だそうです。手入れがゆきとどいた気持ちのよいお寺でした。

道明寺」は文楽・歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」二段目「道明寺」、お能の「道明寺」の舞台になったところです。また、和菓子の道明寺粉、関西の桜餅などここが発祥だそうです。




道明寺天満宮案内図の下部分に白い道を隔てて道明寺があります




蓮土山道明寺門前








蓮土山道明寺本堂




道明寺天満宮門前




道明寺天満宮




道明寺天満宮本殿




道明寺天満宮本殿横には蝋梅が梅と競っていい香りを放っていました。