日本一のしいの木はどこでしょうか?

島根県松江市の奥にある八雲町に「日本一のスタジイの木」があるとパンフレットに載っていました。神社に「しいの木」があるわけはわからないのですが、私の子供のときにも近くの八幡神社にしいの木があって、友達と拾いにいったものでした。
奈良の橿原神宮でしいの実拾いをしたこともありました。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20061102
しいの木とかしいの実とか呼んでいますが、正しくは「ブナ科シイノキ属 スダジイ」と言って、日本の常緑広葉樹林の代表みたいなものだそうです。
松江駅から432号線で南南東方向に約8kmほどいったところに 「日本一のスタジイ」の看板があり、駐車場、トイレも完備されていましたが、訪れる人はほとんどないようでした。

左に志多備神社の鳥居が見えます。




志多備神社を取り巻くようにスタジイの森がひろがっています。











周囲11.4m、樹高約20m、樹幹は地上3mあたりで9本に分かれています(一本は枯れています)

まるでこのすぐ近くの奥出雲のヤマタノオロチみたいです。


枯れた木から新しい木が生えています。強い生命力を感じさせます。樹齢300年以上とも言われていますが 定かではありません。
このスタジイの木の根っこも大きくひろがっていて迫力がありました。「日本一のスタジイ」という看板もありましたし、近くの人に道を尋ねたときも、「日本一」を疑うものはありませんでした。しかし帰宅して調べてみると「日本一のスタジイ」は東京都御蔵島村の「御蔵島の大ジイ」と呼ばれる木だということがわかりました。看板に偽り?・・・・それとも訂正しなかっただけ?
いずれにしろ御蔵島村の「御蔵島の大ジイ」の迫力は八雲のスタジイをはるかに越えるものでした。御蔵島村の「御蔵島の大ジイ」の写真をみて昔いった西表島のサキシマスオウの木を思い出しました。


日本一の大木かは わかりませんが、何百年も生きた樹木からは 不思議なオーラがでているような





老木は志多備神社の森を這うようにして 添え木に支えられながらも 村を見守っています








志多備神社




志多備神社




沖縄・西表島のサキシマスオウの木

マングローブの森のような仲間川を上っていくと樹齢400年、樹高約20mもある日本最大のサキシマスオウの木がありました。板のようなものは板根(ばんこん)と呼ばれる根っこです。サキジマスオウの木に会いたくて西表島にいったことがありました。そのときの写真です。




志多備神社前の田んぼにはふきのとうの花ざかりでした。