尼子の里散歩

月山富田城(がっさんとだじょう)

月山富田城は歴代の出雲国守護職の居城で、戦国時代には大名尼子氏の本拠地でした。
その尼子の里を流れる川を富田川(とだがわ)と呼んでいましたが、今は飯梨川(いいなしかわ)と呼ぶようです。
飯梨川は島根県の東部に位置し、隣接する斐伊川分水嶺をなす王峯山(標高 820m)に源を発し、北流しながら東比田川、宇波川、祖父谷川、山佐川を併合し、中海に注ぐ川と説明がありました。斐伊川水系一級河川と聞いてもちょっとピンときませんが・・・・




富田城跡にのぼるところにある案内板です。左手前の太鼓壇にのぼってみました。
NHKの1997年1月5日〜12月14日に放送された大河ドラマ毛利元就」のときに、元就に深く影響を与える梟雄・尼子経久には俳優緒方拳が扮し、ここ尼子の里も脚光を浴びました。その頃にはこの太鼓壇一帯も整備されたようです。
しかし、今回上ってみて草茫々の荒れた城跡に寂しさを感じました。

太鼓壇にある山中鹿之助の像




草茫々の太鼓壇の千畳平と尼子神社




太鼓壇(たいこのだん)は尼子経久のとき、ここに太鼓を吊るして時刻を知らせたり、攻め太鼓として士気を鼓舞したりしたことから 呼ぶようになったそうです。
太鼓壇からみた尼子城下町・広瀬と飯梨川




足立美術館付近から 飯梨川と尼子の里を見る









飯梨川の土手はキンシバイが満開でした。

キンシバイをビヨウヤナギとまちがえました。あまりに大きな花でしたのでビヨウヤナギと思いましたが、花びらの形、めしべの形がちがいました。
かたちゃん、ありがとうございました。ヒペリカムの花もよく似ていますね。







ヒルガオの花




太鼓壇への道に咲いていたヤマボウシ




紅葉の種




ムシトリナデシコ

川の近くには一面のムシトリナデシコが咲いている畑がありました。




赤いポピーはひときわ目をひきます




尼子の里を流れる飯梨川に沿って上流に上っていくと布部ダムと山佐ダムの二つがあります。
今回は布部ダムの方にいってみました。
布部ダム(ふべダム)





ダムの周辺は整備されて布部ダム公園になっていました。




布部ダム(ふべ)でできた白椿湖の真ん中にある島にはたくさんの椿が植わっています




白椿湖



加納美術館

加納美術館をみてください。
広瀬町出身の日本画家 加納莞蕾の作品を展示するため、その子息である加納溥基さんが1996年に個人美術館として建設されたものだそうです。
備前焼の作品が多く展示されていて、古備前も鎌倉、室町、安土桃山時代の作品もあり、備前焼の美術館として知られています。
入館料は大人1000円です。