四天王寺・本坊庭園

四天王寺さんは毎月21日はお大師さん(弘法大師の命日)で、22日はお太子さん(聖徳太子の命日)です。この二日は四天王寺骨董市が開かれています。私はこのブログの縁で写真家のSさんのお店に何度か訪れたことがあります。お人形もいただきました。
事情があってお店はやめられたと知らせがありましたが、今月の21日と22日は特別に出店されると、ブログに書き込みがありました。21日は会合がありましたので22日Sさんに会いに出かけました。
お昼近くに雨が降り出してきました。お店も慌しく片付けられていきました。
残念ながら Sさんに会えませんでした。 
小雨の振る中を四天王寺の本坊庭園「極楽浄土の庭」を見学しました。
日本の彼岸信仰の発祥の地に庭園はあると聞きました。

私のこれまでの四天王寺ブログ
です。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060223
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060522
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060720
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20080707

22日 四天王寺境内





四天王寺本坊庭園

庭園は中国の僧侶・善導の「二河白道(にがびゃくどう)」のたとえ話を基に造られたそうです。
「二河」とは水の河と火の河で、水の河は人生で順境にあるときであり、火の河は逆境にあるときで、二河は生き地獄のことだそうです。二つ河に挟まれた「白道」は極楽浄土への道であると唱えられているそうです。
庭園の中は白砂の道が続いていて 釈迦の滝と薬師の滝があり、瑠璃光の池が広がっていました。一番奥には蓮池が広がり、蓮が咲くころはさぞかし美しい池だろうと思われました。
本坊庭園の地図




湯屋方丈(本坊方丈)

本坊は 国の重要文化財です。江戸時代初期の元和3年(1617年)徳川秀忠によって再建されたものです。
この中に聖徳太子法隆寺などのとかかわりのあるものの複製が展示されていました。






釈迦の滝










八角 登録有形文化財明治36年1903年)竣工

蓮池の奥に青い八角亭があり、そこだけモダンな建物でした。庭には茶室が点在していて、八角亭は茶室と調和していました。




瑠璃光の池と茶室





法隆寺絵殿に安置される 重要文化財聖徳太子童形坐像」の模刻像





勢至菩薩像の模刻

勢至菩薩法隆寺にある橘夫人厨子阿弥陀三尊像の脇侍だそうです。




扇面法華経冊子の下絵写し

白い動物は何でしょうか? この絵の描き方が面白いですよね。人物の絵から見た動物の姿になっています。




(江戸時代)庚申堂の絵