奈良の喜光寺

大阪から奈良公園に向かっていくと 平城京のすぐ手前に大きな桜門が見に入ります。
喜光寺の桜門です。現在は来年の平城遷都1300年祭をひかえての修理中です。

喜光寺と菅原天満宮はご近所です。この辺りは昔より菅原町とよび 菅原道真など菅原氏の里だったといわれています。

喜光寺の寺帳に菅原道真はこの辺りで生まれたと記載されていたと聞いたことがありますが、真偽のほどは定かではありません。

喜光寺行基の建立による寺で、古くは菅原寺と呼ばれていたそうです。

聖武天皇がこの寺に参詣されたとき ご本尊が光り輝き、天皇はたいそう喜ばれ「喜光寺」と改名されたとありました。
美しい蓮がたくさん並ぶ夏は参拝者も多いですが この日は参拝者がなく 貸し切り状態でした。

本堂は裳階(もこし)をつけた復古建築

重要文化財の本堂一度焼けて再建されたものだそうです。薬師寺の東等や金堂と同じように裳階(もこし)をつけています。




弁天堂





境内にはいくつかの盆梅が並んでいました。










47体の石仏群は江戸時代に造られたものです





不動明王の石仏の近くには白梅と水仙が香りを競っていました

満開の白梅と水仙のそばに静に石仏が佇み、誰もいない境内は別世界のようでした。










釈迦初転法輪像の指の形が珍しいですね