京都・井手町の地蔵禅院の枝垂れ桜も満開でした

京都円山公園の初代のしだれ桜の里は京田辺の近くにありました。綴喜郡井手町です。
木津川の東の高台にありました。
ここは奈良時代文人政治家・橘諸兄(たちばなのもろえ)ゆかりの地です。橘諸兄はこの地に広大な別荘を持っていて聖武天皇を招いたりしたほどだったとか・・・
諸兄を祀る玉津岡神社隣の高台に地蔵禅院(曹洞宗地蔵院)があり、3月27日に訪れたときは しだれ桜が満開でした。
鐘楼わきの桜は京都・円山公園の先代のしだれ桜と同じ株 から分かれた兄弟で、現在の円山公園の桜の叔父に当たるということです。樹齢は275年を超えるそうです。
華やかなしだれ桜でしたが どことなく悲しげでした。藤原氏との権力争いに敗れ別荘も氏寺も消えてしまった橘諸兄のゆかりの地だからでしょうか?それとも周りの風景が田舎の寂しいところだからでしょうか?

近くで、奈良時代左大臣を務め、万葉集の撰者・歌人としても知られる諸兄が築いた七堂伽藍が並ぶ大寺だったという「井堤寺(いでじ)跡」が発掘されたそうです。


京都・円山公園の先代のしだれ桜と同じ株から分かれた兄弟のしだれ桜





桜の下から木津川の向こうに南山城の田園風景が眺められます






京都井手町の地蔵禅院の枝垂れ桜です

下の画像をクリックしてください 




京都井手町の地蔵禅院、もうひとつの枝垂れ桜です

下の画像をクリックしてください