奈良・唐招提寺には 瓊花(ケイカ)という珍しい花が満開でした。(4/24) 

奈良はほとんどの寺が来年の遷都1300年祭の準備で大修理中です。唐招提寺も今年の秋まで金堂の修理が続くそうです。

唐招提寺は唐の高僧・鑑真大和上により天平宝字3年(759)に創建され、井上靖氏の小説「天平の甍」の呼び名で親しまれている「金堂」(国宝)は、平安・鎌倉・江戸・明治時代と過去4回の大修理が行われてきました。(唐招提寺HPの金堂大修理参照
唐招提寺薬師寺は 現在では奈良の中心街から外れたところにあるように感じますが、1200年前、平城京の時代、首都の中心街区でだったそうです。

唐招提寺 御影堂の東に鑑真和上御廟があり、御影堂西側にある御影堂供華園では和上の故郷、中国揚州から送られた瓊花(ケイカ)の花が、今甘い香りを放ちながら満開です。(4月終りから5月初めに咲く)
ガクアジサイヤマアジサイと本当によく似ています。
しかし、スイカズラ科ガマズミ属の半常緑低木です(アジサイユキノシタ科)
白色の両性花とまわりに8個の真っ白な装飾花を咲かせます。
鑑真和上の縁で揚州市・大明寺から贈られたものだそうです。

アジサイの花に似た瓊花(ケイカ)の花




真ん中に梅の花のような両性花が咲いています




高さは2メートルぐらいでしょうか たくさんの花をつけています





右端にちらっと見える藤の花




瓊花(ケイカ)と藤の花が並んでいました