生駒山も夏の装いです。
今日は6月1日。衣替えの日です。学校の制服も夏服に変わりました。
【衣替え】は もともとは宮中行事として旧暦の4月1日と10月1日に行われていたものが、江戸時代の武家社会で年4回となり、明治以降6月1日と10月1日になったそうです。
衣替え・・・というと服装だけのようですが、私の田舎では【建具替え】(たてぐがえ)も6月1日の衣替えのときにしていました。
障子やふすまを取り払い、簀戸(すど)や簾など夏用の夏建具に取り替えると すがすがしい気持ちになったものでした。
このごろではエアコンを使うようになりましたので 簀戸では効率が悪くてそのまま障子やふすまを使うところも多くなりました。ちょっぴり寂しい気がします。
私は生駒山を仰ぎながら暮らしていますが 4月の桜が散ると急に山が大きくなったような気がします。つやつやした新緑がもこもこと膨れて一雨ごとにどんどん膨れていくような気がします。
今日6月1日の生駒山の緑は深くなり夏衣に着替えたようにどっしりとしています。私たちは夏用の衣は涼やかな薄物になりますが、山は深く丈夫な葉で覆われて守りの態勢をとっているように見えます。
【山滴る】とは、
夏山が青葉でみずみずしい様子だそうですが、5月のことでしょうか?それとも6月の今頃のことでしょうか?
ヤマボウシも場所によって違った雰囲気にみえますね。
中央の丸い花穂が法師で、4枚の白い花びらを白い頭巾に見立てて「山法師」という名がついたそうです。ハナミズキと同じ仲間です。花が咲く時期がすこし遅れてヤマボウシ。
今花盛りです。
マダラヒカゲは山にいるヤママダラヒカゲと里にいるサトマダラヒカゲがいますが 微妙なちがいがあるようです。