大和郡山市にある 矢田寺(矢田山・金剛山寺)はあじさい寺とも呼ばれています。
矢田寺は矢田丘陵の中心にある矢田山の中腹にあります。日本最古といわれる延命地蔵菩薩が安置されています。
「矢田寺のしおり」によりますと、今から約1300年前、大海人皇子(後の天武天皇)が戦勝祈願のため矢田山に登られ、天皇に即位された後、十一面観世音菩薩と吉祥天女を安置されたのがこの寺の開基だそうです。
平安初期に、矢田寺中興開山といわれる満米(まんまい)上人により地蔵菩薩が安置されそちらが本尊となり、お地蔵さんにゆかりの深いお寺となったそうです。
本堂前にあじさい園があり、8000株、60種類あじさいが植えられています。あじさいは約30〜40年前に植えられたそうですが、今では紫陽花のお寺として定着しています。
6月12日に出かけました。紫陽花は丁度 見ごろで青とピンクの柔らかい色が拡がっていました。
江戸時代より地蔵さんの口元に自家製の味噌を塗ると味噌の味がおいしくなるという伝説があるそうです。
北アメリカや熱帯性部アフリカ原産で、湿地に生える多年草です。
葉がカンナに似ていることからミズカンナという名前がついたそうです。