滋賀県・大津市にある「寿長生(すない)の郷」へ

20日生駒駅で待ち合わせて車に乗せてもらい 京奈和自動車を通って、京滋バイパスを通って笠取で 別のルートからの3人と落ち合いました。
5人が向かったのは和菓子で知られている「叶匠壽庵」の本社があるところです。
といってもお菓子が目的ではなく「叶匠壽庵」の工場と一緒にある六万三千坪の庭園「寿長生(すない)の郷」の水辺環境を見せていただくためです。

笠取で落ち合ったご夫妻は「寿長生(すない)の郷」の水辺つくりに関わった方たちで この郷には数え切れないほど通ってこられたという方たちです。
私たちにこの環境を是非見てもらいたいということで 20日に連れてってもらうことになりました。
水のきれいな大石川を渡るとすぐ山に向かいます。この山全体が6万三千坪の寿長生の郷です。
(大石川は瀬田川につながり、琵琶湖につながっています。)
駐車場横の車寄せから 郷の物語は始まっているようです。道の案内も季節の花のおもてなしです。

車寄せと入り口の花活け









広い桜苑があり、牡丹苑、梅林、柚子畑があります。黄緑のところが私たちが見たい水辺環境です。ほたるが飛ぶところです。
川床テラスカフェで、せせらぎの中に食事ができるようになっています。野の花観音径には蓮池があり水田もあります。
なにしろ六万三千坪の庭ですからとても広くて自然が豊かです。
道のあちらこちらには季節の生け花のおもてなしです。
緑の場所が案内所で、お菓子の販売店になっていました。建物は古い民家だそうです。大石良雄(内蔵助)の縁の家とありました。
およそ140年前の民家です。




民家をでてせせらぎの音を聞きながらしばらく歩いていくと長屋門が見えます。
郷のシンボル・長屋門




長屋門の左手に姿のいい垂桜が立っています。この桜木は櫻守・佐野藤右衛門氏の手によるものだそうです。








長屋門を入ると食事をするところと展示場・お茶室・お菓子販売所がありました。
庭にも廊下にも入り口にも花活けが気持ちよく迎えてくれます。





























この郷を訪れた目的を忘れて 庭のあちこちで見つけた草花や虫たちを追っかけていました。
オオムラサキミドリシジミの繁殖をされていて 郷の中にはとんぼやカブトムシもたくさんいるそうです。
野趣、風雅溢れる郷でした。
叶匠寿庵は梅田の阪急百貨店でいつもお土産にもとめていたお菓子のお店とばかり思っていました。
昭和48年11月 阪急百貨店梅田店(百貨店1号店)出店から今では日本全国にお店があるようです。
この「寿長生(すない)の郷」も昭和60年3月 寿長生の郷オープンとあります。
京都にも素敵なお店がたくさんあるようです。
寿長生の郷」のHPです。

ほたるの水辺環境は次回報告します。