ヨセミテ公園のマリポサグローブは大きなセコイアの巨樹の森です。

3027平方kmの広さ(茨城県の半分ぐらい)のヨセミテ国立公園は三つの部分に分けて(1)ヨセミテバレー/ヨセミテビレッジ、(2)グレーシャーポイント、(3)マリポサグローブがありました。その中のマリポサグローブには樹齢3000年から4000年といわれるジャイアント・セコイアの巨樹があります。

今年の5月に大阪市大付属植物園で「ユリノキ」も「メタセコイア」も屋久島の「オモテスギ」も恐竜時代の生き残りで、生きた化石だという話を聞きました。また、世界中で一番長寿で一番大きい木は「ジャイアント・セコイア」だということでした。
そのとき「ジャイアント・セコイア」を1度見てみたいものだと思いました。
それがこんなにも早く実現するなんて とても幸運だと思います。

一番の巨樹はカルフォルニア「セコイア国立公園」にある「シャーマン将軍の木」と呼ばれるジャイアント・セコイアの木だそうです。幹の体積が世界一  1487立方m
根元周り、31.3m. 根元最大直径11.1m 樹高 83.8m
推定樹齢 2000から2700年 エジプトのピラミッドが建った頃に発芽したことになるそうです。
ヨセミテ公園のマリポサグローブで最大いわれるのは「グリズリー(巨大熊)」の異名をつけられた巨樹です。
根元の直径が8.7m、周囲29m、樹高62mで、このジャイアント・セコイアも世界最大級の生き物ですね。

グリズリー(巨大熊)




根元の直径が8.7m、周囲29m、樹高62mのジャイアント・セコイア




背比べの図です




トンネルツリー




このトンネルツリーは2代目だそうです。1代目のトンネルツリーは2頭立ての馬車がくぐったということです。



たおれた根っこ(モナーク

ジャイアント・セコイアには渋柿と同じ成分のタンニンが多量に含まれている為、病害虫に強く腐敗しにくく、倒れてから何百年も原形を保っているそうです。



大きい根っこでしょ!




仲良しこよしでお手てをつないでのセコイア








世界で一番大きい木といわれるセコイアには幹が太くて長生きするジャイアント・セコイアと背が高くてスマートなコースト・レッドウッドの二つの種類があるそうです。
ジャイアンアト・セコイアの長生きの秘訣はタンニンが含まれているからだといわれています。コースト・レッドウッドはジャイアント・セコイアに比べて短命だそうです。
短命と言っても1000年から1500年の樹齢です。背が高く繊細で女性的だといわれます。




女性的なコースト・レッドウッド




ぽっかり空が見える、その下には




いろんな羊歯が育っています。トクサ(木賊がたくさん生えています

トクサは日本庭園によく使われいますが、この植物も恐竜時代からの植物です。三億年前の古生代から生き残ったシダ植物です。
シダやトクサが湿った水辺に繁茂したジュラ紀は、浅い海が世界の多くの地域に広がった時代だったとか・・・、なんだか面白いですね。



倒木でできた広場にはセコイアの幼木がたくさん育って次の時代を待っています




ジャイアント・セコイアの実はジャンボです




セコイアの実がこんなにきれいに食べられています




セコイアの実を食べるリスの仲間の種類もいろいろと