和歌山県橋本市の子安地蔵寺は藤の寺です。
大阪府河内長野市と和歌山県橋本市とを結ぶトンネル、紀見(きみ)トンネルは 全長1,453mです。
このトンネルが和歌山と大阪の県境です。高野山につながる道です。
(国道371号線は高野山につづく道ですが、狭いので旧高野山道路を使うのがよいそうです)
紀見峠を越えるとき、大阪と和歌山は思ったより近いと感じました。
楠木正成が千早城に籠もって鎌倉幕府20万に包囲されたとき、和歌山から物資が届いた話を思い出しました。
子安地蔵寺は今、平城遷都1300年祭で盛り上がっている奈良の東大寺建立に貢献した行基菩薩が開いた寺です。
信長勢の高野山攻めの時、地蔵堂は消失しましたが、ご本尊は人里はなれた山中に持ち出されて助かったそうです。
紀州徳川家初代藩主頼宣公により復興されて以来、紀州徳川家の安産祈願の寺として信仰されてきたお寺です。
地蔵寺は関西花の寺・第二十四番札所「藤の寺」として知られています。
樹齢百年の古木を含めて8種類二十数本ある藤は境内を覆っていました。藤のほかにも、梅、桜、牡丹、があり、紫陽花もたくさんありました。
5月2日はGW真っ只中、快晴。
朝10時過ぎには駐車場も混み合っていました。しかし、高野山大学の学生さんの対応がよくて気持ちが良かったです。お寺の入り口にはお二人の藤娘さんのお出迎えです。この藤娘さんの応対も気持ちよく、見惚れました。