新緑の生駒山系は大きく膨らんでみえます。

「若葉の五月」緑に誘われて生駒山系のあちらこちらの緑を楽しみました(5/9)
春は「山笑う」初夏は「山滴る」というのでしょうか、柔らかい緑が膨らんで、山が大きくみえます。
一口に「新緑」といっても 新緑の色は様々で、まるで緑の花模様のようです。

石切から生駒山を仰ぐ




新緑の生駒山は近づくと、様々な色の新緑です




よく日本人は世界で最もデリケートな季節感を持ち、優れた色彩感覚を持ち民だといわれます。桜を愛する日本人は桜の花びらのわずかに紅を含んだ白さに、絶妙な色彩美を感じ取っています。
天平時代からか、あるいは平安時代からか、日本人は落ち葉にさえ、一枚一枚の彩違いを見出して「朽葉」「黄朽葉」「青朽葉」など呼び分けていました。
日本の緑系の伝統色の呼び名を調べてみました。その種類の多いことに驚きました。

緑系の伝統色の一部です





山の中を歩くと様々な緑に包まれます(シャガが咲いていました)




生駒山府民の森にはラクウショウ(ヌマスギ)が植えられています




いろいろな緑を目と身体で楽しむことができます




山の中にある池にも緑が映ってきれいです(生駒山麓公園内の池)




ユリノキの花が咲き始めました。まだ数えるほどですが・・・





ホウの花









トチの花








ユリノキ、ホウの木、トチの木は山の中でもどっしりとした大木です。花も葉にかくれるように咲きます。
しかも上の方に咲きます。緑系の色に近い花です。薔薇や牡丹や、桜に比べると目立たない花です。花が咲いていることに気づかないほどです。
鬱蒼とした山林で、日光を通してみる花は仏様のように優しく咲いています。
緑系の花ーマユミの花




マユミは赤い実は目立ちますが、花は小さくて線香花火のようです




トキワマンサクの花




チゴユリを楽しみにしていましたが、もう終っていました

やっと見つけた 咲き残っていたチゴユリ








山を彩る桐の花





生駒山系の北、交野山麓




生駒山麓公園から生駒市が見えます




ドウダンツツジ

「サラサドウダン」です。micoさんに教わりました。

ドウダンツツジと花の形が違いますね。しかも先の方が薄紅であることから見分けがつきますね。うっかりドウダンツツジと書いてしまいました。



生駒西麓の北側はニセアカシアが満開です

大阪と奈良をつなぐ阪奈道路の大阪方面へ向かう(くだり線)はニセアカシアの甘い香に包まれています。生駒山の北側はニセアカシアの花で白く見えます。







山は季節によって彩が変化します。5月の生駒山は様々な緑系色に彩られています。今山は一番綺麗な緑を感じさせてくれます。