大和民俗公園

以前「大和民俗公園」の名前を聞いて驚いたことがあります。何々・・・「大和民族」の公園だって?
大阪千里の万博公園内にある「 国立民族学博物館 」のことが頭に浮かんだのです。
千葉県には「 国立歴史民俗博物館 」がありますね。
よく似た名前の博物館が多いですね。それに「民族」と「民俗」の同音異義語はそれぞれに深い意味がある言葉ですね。

・・・で、今回訪れた「大和民族公園」は仰々しい名前とちがって 近くの人たちが訪れるのんびりとした公園でした。
26.6haの広大な敷地には 「梅林」と「しょうぶ園」があり、公園のあちらこちらには「四季の草花」が植えられていました。森林浴を楽しめるようにも整備されています。
公園や駐車場は無料です。

併設されている「奈良県立民俗博物館」は入園料200円です。
奈良(大和)にくらす人々がこれまで使用してきた生活用具など民具の数々約四万二千点を展示してあります。昔懐かしい江戸時代の奈良県の民家15棟が「町屋」「国中(奈良盆地)」「宇陀・東山」「吉野」の4ブロックに分けて移築復元されています。

大阪の服部緑地公園にある「 日本民家集落博物館 」」とよく似ています。
「日本民家集落博物館」は日本各地から集められた民家を展示しているのに対し、「大和民俗博物館」は大和に残った民家を展示しています。

博物館の近くには萩の咲く道がありました。ほとんど散っていましたが、とてもいい雰囲気の小道が続いていました。
菖蒲園をぬけると蕎麦の畑があり、その向こうにはコスモスが咲いていました。

萩の時期には遅かったですが たくさん萩が咲く小道です。




飛行船のように飛んでいるホトトギスの花








膨らんだつぼみの形が面白いです




蕎麦畑もありました




おしべのピンクが可愛らしい蕎麦の花








蕎麦畑の横にはキノコが




コスモスもたくさん咲いていました

コスモスって咲く場所によって雰囲気が違ってみえますね。
10月に入っていろんなところのコスモスをみてきましたが、同じ花なのに違った花のように感じます。周囲の環境に溶け込む花なのでしょうね。
大阪万博公園のコスモスはメルヘンチック。山陰の米子道で見たコスモスは儚げに揺れていました。斑鳩の里法起寺のコスモスは素朴。大阪・花の文化園は清楚。藤原京跡のコスモスは雄大で悠久の時を感じさせてくれました。















ウメモドキの赤い実

写真の撮り方によっても違いますが、花の文化園のウメモドキと違って赤い実がつやつやして美味しそうに見えました。