島根県安来市の白鳥ロード

 島根県安来市 といえば、あの「どじょうすくい踊り」で有名な「安来節」の故郷です。
子供の頃、我が家の裏に「どじょうすくい踊り」と「銭太鼓」の名人がおられました。

「夏の盆踊り」や「にわか祭」の時はスターとして脚光を浴びておられた姿を思い出します。
この頃は安来といえば あたりの山々を借景にした美しい日本庭園や、横山大観をはじめとする近代日本画河井寛次郎らの陶芸の収蔵品が多い「 足立美術館」の名前が知られています。
その「足立美術館」からゲゲゲの女房」の里「大塚」へいく途中に「白鳥ロード」と名前がついた道があります。この辺りは能義平野といって一面の田んぼの景色です。晴れた日には伯耆大山が見えるのどかなところです。この田んぼに毎年シベリヤから白鳥(コハクチョウ)が飛来してきます。
夜は中海をはさんだ米子側の 水鳥公園 で休み、昼間はえさを食べに能義平野にやってくるようです。
えさとなるのは稲の二番穂で、稲刈りの終った後生えてくる茎にはわずかながら穂がついていてそれを食べているそうです。
「どじょうすくい踊り」の里にどじょうを食べにきているわけではないようですね。

晩秋の能義平野の田んぼ




人家のすぐそばの田んぼにやってくる白鳥




稲の二番穂が黄金色に輝いています












先日(11月29日)亡母の残したものの整理にきていたとき、白鳥をみたいと
安来のお隣の米子にある米子水鳥公園にいく支度をしているまさにそのときに、
安来市の養鶏場の鶏において、高病原性鳥インフルエンザの疑い事例が発生しました」のニュースがTVから流れました。疑いの段階ですぐさま処分されることにきまりました。 
・・・で大騒ぎしているときに白鳥見学でもなかろうと取りやめました。

12月11日には能義平野の白鳥をみにきたときは 鳥インフルエンザが解決して安堵しているときでしたので 心なしか白鳥もくつろいでいるようでした。(?)
私は琵琶湖でも、先日訪れた茨城県の「 霞ヶ浦」でも、「水戸偕楽園」でも白鳥の群れをみていますが、田んぼにいる白鳥はまだみたことがないのです。

11月末の安来の鳥インフルエンザは早急な処置で大事にいたらなかったのですが、12月に入って米子市コハクチョウ鳥インフルエンザに感染、富山県高岡市の動物園では鳥インフルエンザに感染したコブハクチョウが見つかったというニュースをみました。ひろがらないといいのですが・・・

灰色の幼鳥もいます





白い羽に変わりつつある幼鳥がお尻をフリフリ




一休みして・・・




夕闇せまるころ水鳥公園に帰っていくのでしょうか?












晩秋の山里風景




遠くに大山