大阪唯一の村・千早赤阪村も田植えが始まりました。

大阪府の南東部にある千早赤阪村は、大阪府唯一の村です。
金剛・葛城山脈の主峰金剛山(標高1125m)の麓にあり、武将楠木正成生誕の地としてしられています。
私は河内長野市千早赤阪村に残る農村風景が気に入っていて たびたびここにやってきます。桜の春、藤の花の5月、そして6月になると田に水がはいり、田植えが始まることになると何度も訪れます。
棚田が眺められる場所は千早赤阪村立中学校の裏手にあり、「赤坂城址の碑がたっています。1934年(昭和9年)に国史跡に指定されました。





大阪唯一の村も ひょっとした無くなっていたかもしれませんね。(Wikipediaには以下のように記されていました。)

• 1956年(昭和31年)9月30日、赤阪村と千早村が合併し、南河内郡千早赤阪村となる。
• 2002年(平成14年)から、富田林市、太子町、河南町との間で合併協議がなされたが、合併方式をめぐって対立し解散した。
• 2008年(平成20年)2月、河内長野市との法定協議会設置議案を村議会が可決。編入合併の予定で、合併が実現すれば大阪府から村が消滅することになっていた。しかし翌年(2009年(平成21年))、村議会による河内長野市への編入合併に関する議案に対して反対意見が多数。結果、河内長野への編入合併は白紙撤回され、府内から村が消滅することはひとまず回避される見通し。

大阪橋下知事の呼びかけで始まった「大阪ミュージアム構想」下赤阪の棚田は「みどり・自然』部門のベストセレクションに選定され、周辺も整備され、秋には「棚田ライトアップ」が開催されるようになって、10年前と比べると、ここを訪れる人も多くなり、雰囲気も少し変わってきました。
しかし、変わらないのが この棚田の前にある千早赤阪村立中学校の生徒さんです。はっきりとした声で訪問者に「こんにちは」の挨拶をする様子は10年前と少しも変わらず気持ちのよい応対です。

5月に訪れた時





6月に訪れると水が入り、いよいよ田植えです





田の周辺にカキツバタや紫陽花が植えられ、訪問者を楽しませてくれます。




水が入ると、太陽の光で反射して鏡のように輝きます。



















アザミの花





ホタルブクロ












ノリウツギの花とマタタビの葉が暗い繁みで白く光っていました。
ノリウツギは遠くから見ると紫陽花かな?と思います。
マタタビは初夏に葉を白くして、遠くからでもキラキラ光ってみえます。花はほのかに良い香りがして、白い梅の花に似ていて夏に咲くことからナツウメと呼ばれるそうです。
山は今春にもましていろんな花が咲き、花盛りです。こんな山里が大阪に残っていることが嬉しくなる場所です。