生駒西麓からみた冬空の天体ショー(皆既月食)
月が地球の影に完全に隠れる皆既月食が10日夜から11日未明、日本各地で観測されました。
私はFacebookで日本各地の仲間と画像を共有しながら変化する様子をライブ感覚で観ました。私のところからは10日P.M..10半ごろまで雲が月を覆っていましたので 途中からの観測になりました。
P.M.11時すぎ家の真上に盛り上がったような赤い月が見えました。写真を撮りたかったのですが 物干しの屋根が邪魔になって 身を乗り出すような状態でした。
月食が進むにつれて周りの星が浮き上がって見えてきました。大阪でこんなにたくさんの星を観たのは初めてです。寒空の澄んだ空気の中ということもあって、星の輝きはそれはそれは美しかったです。
音が響いてくるような星の輝きと、膨らんだような赤い月と、さらには3階から身を乗り出しての観測ということも加わって 身も心もドキドキしました。そしてどんどん惹きこまれていきました。
皆既月食は今年2度目だそうです。日本海側は生憎の天候ということでしたが、太平洋側は晴れていて特太平洋側の東日本は絶好の観測状態だったようです。
月食は10日午後9時45分頃に始まり、午後11時過ぎには地球の影にすっぽりと入りました。私は満ちていく月を観測することができました。
千葉市付近では皆既月食は約52分間続き、月食は11日午前1時18分に終了したそうですが、私のところでは11日A.M.1時37分に終了しました。
地球の陰に入った赤い月の左下から 灯りが見えだしました
天体を楽しむサイト AstroArts
に「今回の皆既月食では、始まりから終わりまでの全過程を日本全国で見ることができます。全国的に月食中の地平高度は高く、最高の条件で見られます。」とありました。
月食の進行 時刻
(国立天文台)
半影食の始まり 10日 20時31.8分
部分食の始まり 10日 21時45.4分
皆既食の始まり 10日 23時05.7分
皆既食の最大 10日 23時31.8分
皆既食の終わり 10日 23時58.0分
部分食の終わり 11日 01時18.3分
半影食の終わり 11日 02時31.7分
次に国内で皆既月食が見られるのは2014年10月8日で、全国で観測できるそうです。
来年6月4日には最大4割ほどが欠ける部分月食があるので、またみてみたいと思いました。それほど今回の赤い月は魅力的な月でした。