やっと華やかになった大阪城梅林(2012/03/07)

 今年は全国的に梅の開花がずいぶん遅れましたね。 気温が平年に比べて低く、日照時間も短かったのが原因のようですが、2月の終わりから3月に入って気温が急に上がりはじめ、一気に開花し始めました。大阪城梅林も3週間遅れでやっと開花しました。
 延び延びになっていた大阪城梅林での観梅会と撮影会が3月4日に決まりました。
 大阪城梅林は梅の品種によって、早咲き、普通咲き、遅咲きがありますが、2月29日は、大阪の気温もそれまでひとケタだったのがふたケタまであがり、最高気温13.5℃となりました。早咲きと普通咲きの一部が満開になったと連絡がありました。3月4日はさぞきれいな梅の花を楽しめることでしょう。
 
 しかし、楽しみにしていた観梅会と撮影会でしたが、私は地域の桜の名所「日下新池」周辺の草刈りの日と重なりました。地元自治会、子供会、防犯委員、消防団員の総勢100名で朝8時から2時間半かけて草刈りをすることになっていました。桜の開花までに「ぼんぼりつり」もあります。
 4日の梅見を逃したのが気になっていましたが、5日も6日も雨。6日の午後から少し太陽が見えてきましたので、7日は朝から「今日こそは」と張り切って出かけました。張り切った割には一日中「どんよりとした曇り空」。ぱっとしません。それなのに、私同様梅の開花を待ちかねた人で大阪城梅林の人出はかなりのものでした。
 大阪城梅林は早咲き、普通咲き、遅咲きの梅があって、長い期間楽しめます。しかも私が気に入っているのは高層ビルをバックに咲く 色とりどりの梅の花の華やかさです。梅の花に囲まれたように見える大阪城天守閣の景色も気に入っています。

いつもの場所から梅林を覗いてみました





青空が見えなくて残念





都会のオアシス or 桃源郷





花の上に天守も・・・

































 大阪城梅林のある所は 豊臣時代には片桐市正(いちのかみ)且元の屋敷があったことから「市正曲輪(いちのかみくるわ)」と呼ばれていました。戊申戦争の時に屋敷は全て焼失し、明治から太平洋戦争が終わるまでは陸軍関連の施設となり、戦後は運動場になり、大阪府警機動隊の訓練場として使用されていたところです。
 1972年(昭和47年)大阪府立北野高校(旧制北野中学)開校100周年事業の一環として同校の同窓会より大阪市に寄贈された22品種、880本の梅の木を元に大阪城二の丸東地区に梅林が造成されたのが大阪城梅林の始まりだそうです。その後拡張され、33品種、1055本と梅の木も増え、大きく成長、その後は毎年のように移植と補植を繰り返していきました。今では品種の豊富さにかけては西日本随一といわれています(97品種、1240本)。
待ちかねたようにたくさんのお花見客です







まだ、つぼみもたくさんありますので、3月いっぱい楽しめるでしょうね。ひょっとしたら桜と一緒に楽しめるかもしれませんね。
今年は遅い春の訪れでした。その遅れを取り戻すように もうすぐ花いっぱいの春ですね。楽しみです。