早春に咲く小さな花たち
今年の天候は例年とかなり違っているようです。寒気団がまだ日本列島にせり出していて、南風が太平洋の上を通り過ぎているとか・・・。
昨日は朝から冷たい雨が降り、甲子園の春の高校野球大会も中止になりました。今日は朝から強い風が吹いています。例年なら「春一番」と思うのですが、どうもそうではないらしいです。
「春一番」は、「立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風」で、春分の日を過ぎて吹く強い風は「春一番」とは呼ばないとか。
今年は東京も大阪も「春一番」が吹かない年と報道していました。
全国的に梅の開花が遅れ、やっと梅が満開になったと思ったら、高知では「桜の開花」が発表され、例年とさほど変わらないようです。桜のつぼみも膨らんで早咲きたいとはちきれそうです。近所の桜の名所「日下新池」の桜の木には20日にぼんぼりをかざりました。
3月になってやっと咲いた「早春の小さな花たち」と震えるような寒さの中で咲いていた花たちです。小さい花たちに思いを込めて春を待ちました。
クロッカスの花は地面からほとんど花だけ出して咲いています。5cmぐらいの高さのところに咲いているので、こちらも寝そべるようにして花と向かい合いました。
スパイスとして貴重価値のサフランとよく似ていますが、クロッカスは観賞用の花です。寒さに強い花ですので、今年の冬の寒さでもしっかり咲いていました。
雪の残っているころに雪を割るようにして咲き出すのが名の由来ですが、もうひとつ三角草(ミスミソウ)という呼び名もあります。葉が三つにわれていてクローバのような葉です。
ミニアイリスは8cmから10cmの背丈の低いアイリスですが、耐寒性が強いので寒い時に咲きます。
秋にはグミのような 実がなるサンシュユの花は 春黄金花(はるこがねばな)ともよばれます。早春の光をうけて黄金色に輝くサンシュユの木は遠くからでもよく目立ちます。