金星太陽面通過の観測

 今年は天体観測の年ですね。私のような俄か天体ファンが急増したことでしょう。
 5月21日には日本全国で部分日食を見ることができるほか、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方など広範囲で金環日食を見ることができるとあって、早々から盛り上がっていました。当日、雨や雲で見られなかった地域もありましたが、生駒山から観測した私たちはしっかり金環を見ることができました。
 続いて、6月6日には金星太陽面通過が全国で観測できました。私は今回は体調を崩していましたので 家の中から観測することにしました。
 金環日食観測のときに揃えた日食グラスや太陽撮影用フィルターを また使えるとあってちょっぴり嬉しかったですね。

我が家から見た 金星太陽面通過記録






6月6日9時7分生駒西麓 我が家から観測





11時47分45秒の太陽面の金星






12時58分38秒

太陽面には金星のほかにもたくさん黒点が見られますね。これは何でしょうね。




金星の太陽面通過は金星が地球と太陽のちょうど間に入ることで起きます。太陽−金星−地球がほぼ1直線状となり、金星が黒い点となって太陽の前を横切っていく現象です。
とても珍しいことで、めったに見られないそうです。前回は8年前の2004年6月8日だったそうですが、あまり記憶していません(笑)。そして、次回は105.5年後の2117年12月11日ということですので、二度とお目にかかれない現象ということになりますね。
6月6日は雲が多く、太陽は出たり隠れたりでしたので、椅子を持ち出してのんびり構えることにしました。金星はゆっくり横切っていきますので、家事をしながら外が明るくなったら
外に出て太陽を見ることができました。
雲と太陽





次は 金星食の観測ができるそうです
8月14日の未明にはほぼ日本全国で金星食が見られるそうです。これは月が金星の前を横切って金星を隠してしまう現象だそうです。少し観測が難しそうですが、チャンスがあればと思っています。