大阪ステーションシティにうまれた広場

 昨年(2011/05/04)西日本最大、日本第2位の規模を誇る商業施設となる大阪駅大阪ステーションシティとしてオープンしました。
 9年前にオープンした難波パークスガーデンの緑ほどではありませんが、「ステーションシティ」のコンセプトも「緑」です

心地の良い「緑」を演出し、まちを訪れるお客様や通過するお客様、まちに集い・暮らすお客様に、五感で体感していただきます。>と明記されています。

 ステーションシティには8つの広場があり、そのいくつかの広場には、「花と緑」で憩いの場ができていて人気です。変わったところでは「天空の農園」と名前がついた屋上菜園です。
11階の「風の広場」から14階まで階段をのぼっていくと「天空の農園」がありました。「農園」という名前にしては小さい菜園ですが、とまと、きゅうり、なす、ピーマン、ズッキーニ、牛蒡、メロン、ゴーヤ、ぶどうなどが育っていました。ここへ来るには階段だけしかないのに見学者が多いことも予想外でした。名前に魅かれて訪れる人が多いのでしょうか?(7月14日は「夏のめぐみのおすそわけ」が10時からありました。)
「都市の中で自然を実感する場」が「天空の農園」だそうです。
 
 この頃都会の「駅」は様変わりしましたね。
 そうそう、ずいぶんモダンな「京都駅」もそうですね。今年15周年を迎えた京都駅ビルが開業した時にも「平安の都」のイメージとかけ離れた近代的な施設に驚きました。
京都駅ビル」のテーマは「空」だったような記憶です。中央部のアトリウムは4000枚のガラス天井は空を映しだすといった仕掛けでした。
 大阪ステーションシティより2カ月ほど早く開業した(2011/03)博多駅「博多シティ」の屋上も大いに話題になりました。屋上にある「つばめの杜ひろば」にはお花畑があり、つばめ電車が走り、鉄道神社の門前には仲見世が並んでいるとか聞きます。ビオトープもあり、ほたるが育てられているそうです。
駅は列車の乗り降りに利用するだけではなく「シティ」とあるように多目的に利用される場となっていくのでしょうか?

 大阪ステーションシティーの環境への取り組み
1)太陽光発電の使用(プラットフォーム屋根上など)
2)ドライミスト(5F時空の広場)
3)再生水の使用(雨水を線路上空の連絡配管からノースゲートビルへ流し、トイレの洗浄水や植木の水やり等に使用)
「天空の農園」もその一環でしょうか? 都市の中で自然を実感する空間になるといいのですが・・・

時空(とき)の広場











11階 風の広場










「風の広場」にはせせらぎが流れ、樹木とたくさんの花が植えられています。





「風の広場」から梅田スカイビルがみえます

梅田スカイビル」の下にある里山とせせらぎも素適です





11階「風の広場」に「天空の農園」への入口があります。

入口には「夏の恵みのおすそわけ」の知らせがありました。

































色とりどりの百日草のお花畑が鮮やかでした










メロンと白ナス






「天空の農園」へ繋がる通路からの眺め






(追記)近代的な駅になって15周年の京都駅

空を取り入れる京都駅ビル









京都駅の最上階にも花と緑の広場がありました。しかし、京都駅は「緑」がテーマではなく、あくまで「空」がテーマです。大阪と違って街の中に緑がいっぱいあるからでしょうね。