京都・南丹市「ひよし夏まつり」の花火

 夏になると各地で花火があがります。7月25日は大阪天神祭の花火があがりました。生駒西麓の我が家からも天神祭の花火がみえました。と言っても15kmほども離れたところから見る花火は小さくてビルの中から飛び出してくる線香花火のようです。
 そんな話をしていると、京都の山間の町の花火を見に行かないか?と誘われました。京都駅から北西に山陰道国道9号線)を1時間半ほど走ると南丹市日吉町があり、近畿最大級の日吉ダムがあります。
ダム周辺全体が一つの施設になっていて、「道の駅スプリングスひよし」があり、キャンプ場や温水プール併設された日帰り温泉もあり、グランドゴルフ場もあり、レジャー施設のようです。
 7月22日(日)ここで毎年開催される「ひよし夏まつり」の花火を見物にでかけました。
「ここの花火は数も少なく、花火も地味だけど 何しろすぐ目の前であがるし、見物客も少ないので、どこからでも自由に写真を撮れるよ。」というのがお誘いの言葉です。
 7月17日に梅雨あけしたのですが、19日、20日21日はで雷が発生したり、局所的に集中豪雨がおそってきたりと不安定なお天気が続きました。22日は大丈夫そうです。京都駅に迎えにきてもらって、途中お弁当を購入。桂川の土手でいただく予定。

午後6時現地到着

朝から夏まつりのイベントがあり、出店もでて、賑わっています。そのまま花火も見る人、帰る人で混雑していました。




上が日吉ダム、手前は桂川、花火が上がるのは川向こうの芝生のところです。







撮影場所から川面に映る花火も撮れるとあってうきうきしていました。撮影場所を決めてお弁当をたべようと思っていたら 急にポツポツ降ってきました。
「あれれ!」
「大丈夫、通り雨だから・・・」
ところが雨は強くなってきました。お弁当抱えていったん車に避難です。車内から暗い空をみながらお弁当を食べました。
それでも、1時間半もあるからそのうち止むと思ってさほど心配していませんでした。ところが時間が経っても一向にやむ気配がありません。
まつり実行委員会は ここまで準備をしてきたのですからよほどのことがない限り花火は中止にならないとのことです。
傘をさして花火見物はできるでしょうが、私たちは花火撮影です。どうやって撮ろうか?練習のつもりでいろいろ試してみることにしました。
ホタルの撮影の時もそうでしたが、山里は急に雨が降ることも多いようです。そういうこともあろうかと、合羽や傘やカメラキャップも準備していました。最初に予定していた川原で撮影は無理ですが 橋の下からだと雨も幾分しのげるようです。
左の桂川にかかった橋の下から撮影することに







田舎の花火は趣がありますね

















手前の桂川が花火の色に染められて変化していきました





日吉ダムは淀川の主要支川の一つである桂川中流部に位置するダムです。このダム建設によって日吉町の188世帯が水没することになり、補償交渉が妥結するまでに24年間もの長い間、反対運動が展開されたそうです。日吉ダムによって誕生した人造湖は、水没地区の地名をとって天若湖」(あまわかこ)と名付けられました。天若湖では毎年日吉ダム湖に沈んだかつての天若集落の家々のあかりが湖面全体に再現される「あかりがつなぐ記憶」の催しがおこなわれています。まぼろしの夜景を見るというプロジェクトで、夜のダム湖にLEDの青い光が浮かぶそうです。