初秋の野山で見つけた小さい花たち
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきましたが、正しくそうですね。お彼岸が近づいてやっと涼しさを感じるようになりました。
ひつじ雲やうろこ雲の空を眺めながら野山を散策すると 秋の訪れに心が和みます。お日さまや風の優しさに気づくと、今まで見過ごしてきた野道の小さい花たちに目が止まるようになりました。
オオバコは田んぼのあぜ道など人や車の踏み通る道端に好んで生える非常に生命力の強い薬草です。子供のころ、オオバコの花の茎を引っこ抜いて相手のオオバコに挟んでひっぱって、切れたほうが負けという遊びを「相撲」と呼んでいました。オオバコの花もよく見るとハート型で可愛らしいです。
昔はよく見かけた花ですが、このごろ見かけるチャンスが少なくなったような気がします。昨年信州に出かけた時には 田んぼのあぜ道のあちらこちらにツリフネソウ(釣舟草)が咲いていたのを思い出します。この花も秋を告げる花ですね。尻尾が丸まったところが面白いです。
山ではまだヤマアジサイがきれいでした。クモが独り占めしていました。
生駒西麓から見る夕日は 夏の間は六甲山に沈みます。9月になって夕日が沈むのは日ごとに南に移動します。昨日(9月23日)は大阪市内のビルの間に沈んでいきました。大阪城のすぐ近くです。大阪城がビルに囲まれて小さくなって見えました。(我が家の物干しから)
赤く染まったビルが煙突みたいです。煙突からフワリフワリと煙の輪が上がっているようにみえました。