「秋は夕暮れ」か「秋はコスモス」か・・・

 秋といえば、黄金色の稲穂と真っ赤な彼岸花コントラストが実りの秋を象徴しているような田園風景を思い浮かべます。
 花でいえば 春の桜に匹敵するのは 秋桜とも書くコスモスでしょうか?
 花の香りを考えると、春は沈丁花、秋は金木犀の香りが浮かびます。
朝の空気と一緒にさわやかな香りをかぐと、すがすがしい一日が始まるような気持ちになります。
枕草子」の「春はあけぼの・・・、秋は夕暮れ・・・」の言葉をふと思い出しました。
夏が過ぎて気がつくと、日が沈むのが早くなり、
「夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、
二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり・・・」
 秋の夕暮れが物悲しいのは「秋の日はつるべ落とし」ということわざと、秋の空気が関係しているのでしょうね。
 昨日の夕方5時半ごろ、生駒西麓はまだ雨が降っているのに、大阪の西の空は燃えるように真っ赤でした。
 

10月18日17時25分(生駒西麓から大阪の西の空をみる)





日が沈んだ後もしばらく西の空が燃えていました





秋を感じるコスモスの丘





メルヘンチックなコスモスの風の中で





コスモスと蜂のものがたり





どこまでも続くコスモス畑







10月11日(木)「大阪花の会」の写真仲間と千里万博・日本庭園内開催されていた「秋の山野草」にでかけ、撮影会がありました。
毎年春と秋にお邪魔して撮影会をさせていただいています。
「関西山艸クラブ」の人たちが丹精込めて育てられた珍しい花を見せていただいています。







イワシャジン

日本原産の植物で、山地の沢や渓谷の湿り気のある岩壁などに自生しています。山の岩場で咲くイワシャジンの花を想像するだけで愛しくなる花です。




黄色ホトトギスキバナノホトトギス





左・ムレチドリ 右・セイヨウカマツカ

名前が素敵なムレチドリは花も愛らしいです。ラン科の多年草南アフリカからタンザニアにかけて分布しています。
セイヨウカマツカは春に咲く花が大好きです。実はチョークベリーといわれ、黒い実と赤い実の二種があるそうです。生で食べられます。ケーキなどにもつかわれています。






ジュズサンゴの赤い実はとても華やかです





我が家のホトトギスの花もようやく咲きました。夏からずっと「ルリタテハ」の幼虫がホトトギスの葉を食い荒らしてきました。幼虫を飼育箱に入れて育てることで やっとホトトギスの花を咲かせることができました。10月15日、飼育箱の中が賑やかなので覗いてみると、一度に14匹も羽化していました。蓋をあけると一斉に飛び立っていきましたが、また戻って、卵をうみつけるのでしょうか?












飼育箱の中で14匹も羽化したルリタテハ





10月9日の夕景です





10月15日の夕景です





「大阪花の会」の写真展の案内です

花好きが集まって、自分たちが撮った花の写真を持ち寄って 写真の批評をしたり、花の写真の撮り方について話し合ったりしています。
私個人としては、もともと花は美しいものですから 花の美しさを表現するというより、自分らしい花を表現するにはどうしたらよいか試行錯誤を繰り返しています。
このブログに載せたものの中から講師の藤原先生と会の人たちに3点選んでもらい、それを展示します。
場所は御堂筋に面した大阪富士フォトサロンです。
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/osaka/next.html
お近くにお出かけの時は 覗いていただけたら嬉しいです。