楠正成ゆかりの観心寺の紅葉

 11月21日、観心寺の紅葉を楽しみにでかけたのですが、道が工事中で迂回することになって、偶然みつけた西恩寺では、思いもかけね秋の饗宴に酔いしれました。西恩寺から観心寺はすぐのところにありました。
久しぶりの好天気ということもあって、駐車場はどこもいっぱいです。何度も訪れていますが、こんなに車が多いことはめったにないことです。
 観心寺は、大宝元年(701年)、役小角役行者)が開創した寺です。その後、空海がこの地を訪れ、北斗七星を勧請し、今でも境内に七つの「星塚」があります。
観心寺には後村上天皇6年間の行在所と桧尾稜もあり、観心寺南北朝時代天皇家とのつながりが残っています。そして、楠正成が8歳から15歳まで学問に励んだ「学問所」も残っています。楠正成の首塚もあり、今では楠正成ゆかりの寺として知られているほどです。
私は年に何度かこの寺を訪れます。紅葉の頃には2005年から毎年訪れています。大阪のお寺の中でも なぜか気になるお寺のひとつです。

入口からも鮮やかな紅葉がみえました





南北朝時代建立の国宝の金堂横にある池周辺の紅葉もきれいでした










重文の建掛塔・茅葺の屋根も赤く染まって





講堂前のカエデは優しい色に





金堂前から下をみると 山寺の風情を感じます





境内はカエデが多く、赤・黄・緑のグラデーションを楽しむことができました。眩しいほどの秋空です。カエデが光で透けて見ます。レンズを通してみると いろいろ変化して万華鏡を覗いているような楽しみがありました。
面白かったのはカエデの中にカエデがいっぱい映る画像です。スポットフィルターをつけると多重撮影のような効果がでます。私はまだうまくできていませんが、面白くていろいろ試しているところです。
光とレンズの魔法です。カエデの中にカエデがいっぱい映っています。





透き通ったカエデの葉





いかにもお寺の境内にあるようなカエデ





寺の前にある楠正成像と境内に残る学問所








観心寺の紅葉を毎年見物していますが、2007年の紅葉の画像です。
また、覗いてみていただけたらと思います。
2007年の観心寺の紅葉

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