但馬の国に残る 天空の城「竹田城跡」

 朝霧の中にうかぶ天空の城「竹田城跡」の写真をみてから、一度でかけてみたいと思っていました。しかし、なかなかでかけることができなくて、昨秋には、ホテルまで予約していたにもかかわらず実現できませんでした。
幻想的な「竹田城」が有名になったのは いつの頃からでしょうか? ここ2、3年は円山川から立ち上る霧によって発生した一面の雲の海の上に浮かぶ城壁の美しさに惹かれて たくさんの人が訪れるようになり、小さな村はシーズンになると車を止めるところがないほどになると聞きました。

 雲海が出る時期は、9月下旬〜4月上旬の早朝。
 雲海が出る条件は「当日、日本海に高気圧の中心があること」「よく晴れていること」「朝方と日中の気温の差が大きいこと」がポイントと朝来市のHPに記載されています。
 11月になると、竹田城の近くは雪のため車両通行禁止になります。しかも周辺の道路も早朝は凍結するので スノータイヤの装着が必要となります。
 迷ったのですが、思い切って 22日下見を兼ねて出かけました。約8割を森林が占めている但馬の国です。山に囲まれ、雨と雪が多いところです。そのため、朝霧の出る時刻でもないのに、一日中霧に包まれているようなところでした。

車の中から見る景色





 標高353.7mの山頂に位置する竹田城は1431年(永享3年)但馬の守護大名山名宗全が基礎を築いたとされ、太田垣氏が5代にわたって城主としてつづいていましたが、織田信長の命による秀吉の但馬征伐で落城。最後の城主・赤松広秀が豪壮な石積みの城郭を整備したと言われています。
 
竹田城跡雲海スポットとしてしられているところは 竹田城跡正面にある桜の名所立雲峡 と竹田城跡裏側に位置する藤和峠があります。
 まず、立雲峡にでかけてみました。私が着いたのはシーズンオフお昼とあって、訪問者はひとりもありませんでした。

  

城の東にある立雲峡からみる竹田城跡(22日12時半)










空中にある黒点は鳶です。城跡の廻りを数羽の鳶が飛んでいました










藤和峠からみる竹田城跡(23日a.m10時)










立雲峡からみる竹田城





JR竹田駅





22日は童話にでてくるような可愛らしいホテルに泊まりました