山茶花と光で遊ぶ「春の色」

 万博公園にはたくさん山茶花の木があります。山茶花は昨年10月ごろから咲き始め、2月になっても次々と花が咲く、花期が長い花です。
 2月7日の「花の撮影会」のとき、椿園の入り口の山茶花の大木が花盛りでした。椿は梅と一緒でまだちらほら咲き始めたところでした。
 ピンクと赤の大木にぎっしり花が咲いて、華やかな場所がありました。あまりの見事さに、写真を撮るのをやめて眺めることにしました。というより、ぎっしりつまった花をどう切り取ったらよいのか わからなかったのですが・・・
すると、数羽のメジロがやってきて花から花へと飛びまわるのです。その可愛いらしい仕草がたまらず、またレンズを引っ張り出しました。花の中にかくれんぼするメジロに振り回されながら、レンズを覗いていると とてもきれいな色が浮き上がってきました。残念ながら メジロにピントがあっていませんが、背景の色に春を感じて嬉しくなりました。
 

春の色の中に佇むメジロ










この花は侘助のようです。
山茶花と椿の違いは離片花と合片花の違い。つまり、花の散り方が花弁が離れてばらばらに散るのが山茶花。武士が嫌うという謂れのある花全体落ちるのが椿と思っていましたが、山茶花と椿の交雑種の寒椿もあり、一概にそうとは言えないようですね。葉が細くて鋸歯がとがっているのが山茶花。葉が広くて光沢があり、葉脈がはっきりしているのが椿という分け方もあるようです。
真っ赤な山茶花






























足を手のようにして花をしっかり持って蜜を吸う仕草が可愛いですね。