琵琶湖畔の早咲き菜の花(寒咲花菜・カンザキハナナ)

 昨日(3月5日)から急に暖かくなり、今日はポカポカ陽気です。やっと寒さから脱出したようです。
 2月最終日(28日)も寒さ中の陽だまりのような暖かい一日でした。もっと春を感じたくて 守山市の第一なぎさ公園の早咲き菜の花(カンザキハナナ)をみに出かけました。
 琵琶湖畔と対岸の比良山系とのコントラストが美しい風景は10年ほど前から早春の風物詩として知られています。
 今年は 厳しい寒さでフクジュソウ、節分草、梅などの開花がずいぶん遅れていましたが、カンザキハナナはいつもの年より開花が早かったそうです。昨年11月に寒い時期があった影響で1週間ほど早く、1月8日ごろから咲き始めたそうです。
私が出かけた時は 花の下の方はもう散っていましたが、1月2月の寒さで花はずいぶん長持ちしたようです。近づかなければまだ十分きれいです。
明るい日差しの下で、空も湖も青く、琵琶湖畔の土手を散歩する人たちの顔も気持ちよさそうでした。私も春を満喫した気分になりました。
 

冠雪の比良山とのコントラストが美しい風景です















例年より早く咲いたカンザキハナナですが、1月2月の寒さで 長い時期 花を楽しめたようです。






























琵琶湖畔の大津市守山市を結ぶ琵琶湖大橋










 第一なぎさ公園には 約4千平方メートルの場所に約1万2千本を栽培されています。いつの頃からか駐車場もできて、守山市民のみならず遠方からも訪れる人が多くなったということでした。
 カンザキハナナは食用の菜の花とは種類が違いますが、茎は堅いものの、花のところは美味しく食べられるそうです。

 1998年、滋賀県愛東町(現東近江市「菜の花プロジェクト」を発足しました。この運動は全ての都道府県を網羅する160カ所に広がり、2001年には「菜の花プロジェクトネットワーク」が創立されました。菜種あぶらで てんぷらを作り その廃油でバイオディーゼル・カートを動かす試みなどがあり 注目されました。
「菜の花プロジェクト」とは
 <遊休農地に菜の花を植え、ナタネを収穫し、搾油してナタネ油に。 そのナタネ油は料理や学校給食に使い、搾油時に出た油かすは肥料や飼料として使う。廃食油は回収し、石けんや軽油代替燃料に リサイクルする。そして大気中に排出されたCO2は菜の花を栽培することで吸収される。その狙いは、エネルギーの地域内での循環で、 地域にある資源を利用してそれをエネルギーに変え、そのエネルギーを地域内で利用するという資源循環型の地域づくりをめざす。>活動です。今でも各地で取り組まれている活動です。