トキワマンサクの花盛り
GWも終わり、新緑が美しい季節です。GW中にでかけた大阪・新梅田シティの里山ガーデンの緑も美しく輝いていました。
時期外れですが、なかなか載せられなかった4月の花です。私の気になった花です。
4月になると、街のあちらこちらで赤い紐のような花をつけるベニバナトキワマンサクの花を見かけます。トキワマンサクの学名もギリシャ語の革紐(かわひも)のような花弁に由来するそうですからなるほどです。このベニバナトキワマンサクは中国産で、園芸樹木として最近よく庭に植えられるようになったそうです。
ところが、本来の白い花の咲くトキワマンサクは日本では限られた場所にのみ自生する希少な樹木と言われています。
日本で自生するところは 伊勢市の伊勢神宮の神宮林と、熊本県荒尾市の小岱山(しょうたいさん)、静岡県湖西市神座(かんざ)の3カ所の生育地のみだそうです。
日本国内で最も絶滅の危機に瀕(ひん)している植物の一つと言われています。
群生地の北限にあたる静岡県湖西市神座では4月21日に「トキワマンサクまつり」があったそうです。黄色みを帯びた白い花が一斉に咲き、霧に包まれたような景色だったと聞きました。私も一度みてみたいと思っていますが、なかなか実現できずにいます。その代わりと言ってはなんですが、大阪市大植物園のトキワマンサクに毎年会いにでかけています。昨年も、1昨年もその前も4月の末から5月初旬に出かけていました。
今年は4月28日に出かけました。するともう花がたくさん散って、樹の下は黄色い花弁の絨毯が敷き詰められていました。それに、今年の花つきは異常と思えるほど多くて、枝は花の重さで垂れていました。