千早赤阪村の棚田とコスモスの思いで

 10年ほど前になりますが、大阪で一番標高の高い金剛山の麓、南北朝時代の武将 楠木正成の郷にある千早赤阪村を初めて訪れたときのことです。棚田の下にも道の縁にもコスモスが満開でした。
 青い空、緑の森と黄金の稲穂と薄桃色のコスモス、そして清らかなせせらぎ・・・
大阪で唯一の村「千早赤阪村」は「絵本の中の村」でした。
村の入り口には「絵本のような村へようこそ」という看板までありました。
 それから、私は1年に何度も通い続けています。ところが、いつの間にか棚田の近くからコスモスが消えていました。
 今では「黄金色の稲穂と真っ赤な彼岸花」の景色が秋の恒例風景みたいですが、私にとっては、やはり「黄金の稲穂」にはコスモスがいいなぁ〜と思っています。
 

9月末の千早赤阪村の棚田