生駒西麓の早春風景
「節分」の翌日は「立春」
この時期 ずっと言い続けられてきた言葉に「暦の上では今日から春ですが、相変わらず寒い日が続いております」がありますね。
それと、この時期思い出す歌に吉丸 一昌作詞の「早春賦」があります。
「春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず」
特に「春は名のみの 風の寒さや・・・」の詩に共鳴しながら この時期を心身から感じてきたような気がします。
この時期は「春を待つ」気持ちが一段と強くなるからでしょうか? 時々差し込む陽射しに「春」を感じたり、草木の芽吹きに「春」を見つけたりするのが楽しみになっています。
我が家の植え込みにも鶯が頻繁にやってくるようになりました。歌のとおり「まだ声も立てず やってきます。」
メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ(?)もやってきます。
レンズを向けると さっと飛び立つので なかなか撮ることができませんでした。ところが 家のすぐ近くに柿の木と梅の木が1本ずつある空き地があり、鳥たちの溜り場になっていることに気づきました。
数十羽のメジロが柿を食べたり、梅の蜜をすったり、鬼ごっこをしたり(そんなふうに見えます)見ていると 風の寒さを忘れてしまいます。
ヒヨドリと思っていましたが あまもりさんに教わって「ツグミ」とわかりました。
お腹の黒い斑点がツグミの特徴だそうです。冬の野鳥の代表選手だそうです。
あまもりさん、いつもお世話になっています。ありがとうございました。
早春の生駒西麓は黄色い実がいっぱい
冬の生駒山は薄茶の駱駝の毛で包まれたような雰囲気です。冬枯れの山や麓をよく見ると、黄色い実がいっぱいです。センダンの実です。ムクドリやヒヨドリがその実を食べに集まって 賑やかです。それでも食べつくせないほどの実が残っています。
足元にはタンポポの花やスミレの花も見つけることができます。ネコヤナギの芽も膨らんで 春はもうすぐそこまできていることを感じます。
センダンは双葉より芳し・・・・のセンダンと違って、あまり芳しくはありませんが、冬枯れの山を黄色に染めています。