大阪の南にある八尾とは どんなところでしょうか?

ikomanokaze2006-02-09


☆私が大阪に住むようになった出発点は 豊中です
ここはあまり大阪弁が強くない土地柄でした。
☆一番長く住んだのは 大阪城の近くです。さすがに大阪弁中心のところです。
ところが、びっくりするような大阪弁は八尾というところにあると聞きました。大阪弁というより河内弁ですよね。私はこの河内弁と大阪弁が同じものと思っていたのです。
たとえば、あほんだら おんどれ   なにしてけつかんねん なんて、とてもとても日常使えない言葉は大阪弁なのか河内弁なのか区別がつきませんでした。
私がこんな言葉を聞いたのは 今東光の本や勝新太郎田宮二郎の名コンビの「悪名」という映画からです。特に「悪名」の勝新太郎田宮二郎の軽妙な(重厚な)言葉の掛け合いが漫才より面白かったような気がしています。

今テレビなどで知る「大阪弁」の代表は 「おおきに」「もうかりまっか」「けったい」「ほかす」「いらち」「しゃあない」「好きやねん」「ちゃうちゃう」・・・・・などでしょうか?

私は映画の影響もあってか 八尾にいけば河内弁が飛び交っているかと思っていましたが、今は大阪のどことも違わない土地柄で、ちょっぴり寂しい気がします。

今東光の歌に
川浪の清き河内にみまかりし
たらちし母はよぺどすぺなし
」があります。
「八十八歳の老母は僕の寺で死んだ。母と僕の愛僧激しい幕は下りた」という文章もあります。

今東光が大阪八尾天台院での河内生活したその近くでは「若ごぼう」または「葉ごぼう」という野菜が2月の今ごろ収穫されて店に顔出します。



9月に種をまき、2月から4月に収穫する早春を告げる野菜です。
葉の茎のところを食べるのですが、少し苦味があっておいしい野菜です。
参考までに食べ方を
1・根っこはササガキにします。
2・葉の大きいところは捨てて、茎と少し茎に近い葉を残し。4cmくらいに切りそろえます。
3・水にひたしてあく抜きをします。
4・調理の前にサッと熱湯を通すと緑が鮮やかになります。
5・ごま油で根っこから炒めて根っこが軟らかくなったら、 次に茎も炒めます。 
  きんぴらごぼうと同じ味付けでもいいですが、緑をころさないように、塩と薄口しょうゆ使います。甘さにはみりんを使います。

  もうひとつは、油を熱し根っこと千切りにした油揚げをいためた後、だし汁を加えて煮ます。軟らかくらかくなったら茎を入れて  みりんと塩少々で味付けます。

  若ごぼうの白和えも美味しいですし、かき揚も美味しいです。
このごろでは全国的に知られるようになったそうですが、食物繊維は海草についで多く、鉄分、カルシウムもかなり多いそうです。