聖武天皇ゆかりの「岩船寺」

岩船寺天平元年(729)聖武天皇の発願により行基が建立したのが始まり・・とありました。



門から重要文化財三重塔がみえました

岩船寺は花の寺と呼ばれてとくに紫陽花は5000株もあり、紫陽花の寺としても有名ときいていましたが、訪れたときは紫陽花が咲く前であったこともあって、なんだか寂れた風情でした。寺の前の食堂をのぞくと客はなく閉店しているようでした。「うどんだったらすぐできます」という女性の声がしたので「ほかに何がたべられますか?」と問うと「団子汁なら・・・」との返答。
珍しいので「団子汁」を注文して待つ間に浜名湖からこられたご夫婦が入ってこられました。昨日奈良について、東大寺をみて浄瑠璃寺をみて「岩船寺」にきたというお話でした。そう、聖武天皇が「恭仁京」で全国に国分寺国分尼寺を建てさせ、その総国分寺の「東大寺」から廻ってこられたご夫妻に会うとは?・・・面白い! 私たちが「海住山寺」の話をすると興味をもたれたのですが、道中の急勾配の話になって「私の運転では無理だわ!」と諦められました。・・・・おしゃべりしているうちに団子汁ができあがりました。団子は自然薯と上新粉でつくってあったので、柔らかくて美味しかったです。あれれ!想定外(?)でした。ちょっと得をした気分になりました。



三重塔のそばにカルミヤがたくさん咲いていました



金平糖のような可愛い形の西洋石楠花(カルミア



紫陽花が咲くには
少しはやかったですが、
境内には西洋石楠花
(カルミヤ)や杜若、
都忘れが咲いていました。
池には睡蓮が咲いていました。池の向こうにみえる本堂の中には岩船寺阿弥陀如来坐像をはじめ多数の重要文化財の像が安置されています。
中でも強く印象に残ったのは、平安時代の象にのった菩薩様「普賢菩薩騎象像」でした。
五輪等と十三重石塔
三重塔を支える天邪鬼