斑鳩の里の法隆寺

法隆寺の建築物群は法起寺と共に、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されました。
平山郁夫画伯による「日本最初の世界文化遺産」の文字が大石に刻まれていました。

梅雨の合間に広がったロマンを運ぶ斑鳩の雲


法隆寺は別名、斑鳩寺とよばれるように、奈良県生駒郡斑鳩町にあります。私の住んでいる生駒西麓から生駒山を越えて、反対側にあります。法隆寺から生駒山はすぐ近くに見えます。距離にしてそれほど遠くはないのですが、長い間いったことがありませんでした。中学校の修学旅行でいったあと、いちど訪れたような記憶がありますが、それからでも40年以上経ちました。歴史の教科書と美術の教科書の中の記憶がわずかに残っているような場所です。
門をくぐると中は思っていたより広くて、北京の故宮を訪れたときのことを思い出しました。故宮法隆寺と比べものにならないほどさらに広いところです。しかも故宮法隆寺がモデルにした長安の城とはかなり違うでしょう。それでも法隆寺の南大門をくぐり境内を見渡すとき唐の国との共通なものを感じました。

シルクロードの入り口である長安からシルクロードの終点平城京を結ぶロマンと遣隋使・遣唐使の訪れた長安西安)が法隆寺で繋がっているような古の足跡を探してみました。

国宝の金堂と日本最古の五重塔が見えます



国宝・中門


中門の左右の金剛力士像も日本最古のものです



中国故宮です

年代は異なりますが、文化のつながりを感じます。


これも中国の故宮の一部です



 私のHPの故宮の画像も覗いてください